全国の通信記事
2025年6月11日号
福島 先師法要と大震災復興慰霊法要
【福島】令和7年6月11日、福島県双葉町、妙勝寺で福島県管内先師法要並びに大震災復興慰霊法要が行われ、教師29名が参加。2011年3月11日、東日本大震災、大津波による原発事故により、双葉町の人々は地域住民のつながり、思い出の詰まった我が家、先人たちが築いてきた町の歴史、大切なものを失うとは想像にもなく、誰もがすぐに帰れると信じ県内外へ避難するも帰宅困難地域指定により、地域や檀信徒に寄り添われてきた妙勝寺住職、瀬戸隆寿師も避難を余儀なくされた。瀬戸師は避難先で帰還を待つ苦難と困難の日々にありながらも布教活動を続け、2022年8月に一部解除となり、寺の再建、復興、地域のため避難先と寺を現在も往き来しながら、双葉町での活動を再開。長く閉ざされた時を経て、管内教師が妙勝寺へ集い、瀬戸師を導師に、布教に尽力されてきた管内先師、大震災犠牲者への復興慰霊法要が行われる運びとなった。いつの日か妙勝寺へ檀信徒が集い、お題目が響き渡る日が訪れることを願いながら、参加教師、心一つにして復興慰霊法要を行った。
2025年5月25日号
山形 訃報・矢吹海慶上人
【山形】令和7年5月25日、山形県天童市 観月山妙法寺において第18世矢吹海慶上人(尊牙院日貞上人)の本葬儀が執り行われた。令和7年5月16日ご遷化、法壽94歳であった。大導師を当山正干与 山形市浄光寺住職の畑 栄明上人がつとめ、有縁の各聖が出仕してしめやかに本葬儀が厳修された。
弔辞では宗務所長であり鶴岡市蓮乘寺住職池田義潤上人はじめ、2020東京オリンピック・パラリンピック大臣 衆議院議員 遠藤利明氏、前天童市長 山本信治氏、妙法寺総代 黒澤友晴氏が亡き上人の人柄やそれぞれの思い出を語った。
矢吹海慶上人は、昭和29年に23歳の若さで住職に就任。当時、戦後の混乱の中で荒廃していた寺の再建に尽力された。境内の整備や堂宇の修繕に取り組むとともに、地域住民や檀家の協力を得て法要や年中行事を復活させ、70年の長きにわたり寺の再興と地域の精神的支柱として尽力された。
また日蓮宗大荒行堂五行成満、協議員議長をはじめとして様々な役職を務め日蓮宗より一級法功賞を授与。宗門で45名のみの権大僧正という僧階であった。その他にも政治行政・社会福祉・文化芸術関連など多岐にわたり地域社会に貢献。バイタリティ溢れる生涯で教師・檀信徒だけでなく、多くの住民から親しまれていた。
2025年5月17日号
山形 天童・妙法寺で大黒天まつり
【山形】5月17日、天童市の妙法寺で毎年恒例となっている「大黒天大祭」が行われ、夜には華やかな万灯行列が境内から町なかを練り歩いた。提灯や太鼓の響き、威勢のよい掛け声が夜の静けさを彩り、多くの地域住民や見物客でにぎわった。
この万灯行列は、妙法寺住職、矢吹栄修師が中心となり始められたもので、今年で3回目の開催。行列には、万灯講中「櫻燈會」のメンバーをはじめ、天童妙法寺の若手檀信徒で構成された「観月会」、また地域の大人や子どもたちも多数参加し、大黒天への感謝と祈りを込めて太鼓を叩きながら練り歩いた。
当日は時折小雨も混じる天候だったが、沿道にはカメラを手にした見物客が集まり、手拍子を送りながら行列と共に歩く姿も見られた。境内には焼きそばやわたあめといった出店も並び、今年は将棋の駒の形をした絵馬とお守りも新たに企画されていた。参加者は口々に「地域が一つになっていてあたたかい」「幻想的で忘れられない光景だった」と語った。
住職は、「初回から人数が減ることなく続けられているのはありがたい。大人だけでなく子どもが参加してくれているのが何よりうれしい。3年目となり、少しずつ地域の行事として根づいてきたように思う」と、万灯に込めた思いを語った。
祭りでの万灯行列は今後も継続して開催される予定で、地域の新たな風物詩として定着しつつある。



















