全国の通信記事
2018年5月31日号
静岡西・檀信徒協議会総会開催
【静岡西】管内の檀信徒協議会総会が、五月三一日、掛川市正願寺(中村宏人住職)で開催され、各寺院檀信徒代表らならびに僧侶計約百十名が参加した。議事後、参加者全員で唱題行を行い、本堂内に力強いお題目の声が響いた。講演では、全国檀信徒協議会会長池上幸保氏が「寺院役員の役割と檀信徒の心得」と題して信仰心を守り残していくことの大切さを語った。最近では子どもがいても一緒に住んでいないという家庭も多く、子や孫とともにご先祖さまに手をあわせる、お題目にふれる時間を積極的に持つようにしている自身の日ごろの信仰のあり方も紹介され、参加者らは親しみやすい池上氏の語り口に大いに頷きながら、あわせて変動する現代日本の社会や家族のあり方、それにお寺がどう対応してゆけるかなど幅広い話題に熱心に耳を傾けていた。
静岡中 寺庭婦人会研修会と総会
【静岡中】寺庭婦人会(大場幸世会長)は5月31日、静岡県男女共同参画センター「あざれあ」で研修会と総会を行い、約80人の会員が参加した。
研修会では、宮崎県石巻市法音寺修徒で「石巻復興支援会」の代表を務める谷川海明師が「被災地でお寺が果たした役割」と題した講演を行った。
谷川師は、東日本大震災の際、自坊が百五十人の被災者を受け入れる避難所となった経緯を説明し、日を追ってどのような問題がおこったかをスライドを使って述べた。そしてお寺が避難所になるメリットとデメリットを説明。受講者は現実の重さとこれから直面するであろう大震災への不安を感じていたようだった。
そして3.11の日をただの震災の記念日にするのではなく、「大切な人を思って、何かを伝える日にしてほしい」と結論付けた。
その後、総会が行われた。受付には募金箱が置かれ、浄財は石巻復興支援会に渡された。
2018年5月30日号
静岡中 檀信徒協議会総会
【静岡中】管内檀信徒協議会(掛川洋一会長)は5月30日、清水市本山海長寺にて総会を開催した。管内から100名を超える護持会長が参加した。掛川会長は挨拶の中で全国檀信徒協議会の報告をし、池上幸保全国檀信徒協議会会長の言葉を借り、継承することを念頭に置き、活動や日々の生活を努めていきましょうと語った。
また同日行われた研修会では「最近問題となっている宗教勧誘について」という講題で貫名英舜上人(常泉寺住職)より講義を賜った。貫名上人は宗教勧誘への対策は予防であると語り、誘いを断ることの重要性を説いた。そして本尊について正しい知識を持つことで、あらためて自信と誇りをもって信仰していきましょうと講演した。