全国の通信記事
2015年1月31日号
西尾市円融寺の寒修行 60人参加
【愛知三河】西尾市円融寺(河合海延住職)は寒修行を一月三十一日に行った。この日は、檀信徒約六十名の他、三河青年会(河合良延会長)有志五名が参加した。
法要では僧侶檀信徒の読経の後、青年会員によるご祈祷も行われた。多くの檀信徒がうちわ太鼓をたたき、堂内には気迫のこもった唱題の声が響き渡った。河合住職は「皆様の篤信のおかげで寒さを吹き飛ばすような寒修行ができた。来年もまたぜひ参加していただきたい」と語った。
2015年1月30日号
山梨三・ 檀信徒協議会 総代研修会
【山梨三】檀信徒協議会(?刀章光会長)は一月三十日、南アルプス市飯野「桃源文化会館」を会場に、「総代研修会」を開催した。
早朝からの大雪による交通困難にもかかわらず、管内寺院総代百四十名がこの研修会に出席した。
今回の講師には社会福祉法人身延山福祉会・特別養護老人ホームみのぶ荘荘長補佐である沼田康行氏が招かれ、約一時間半にわたって講演を行った。
『これからの社会保障の行方 ~年金・医療・介護は~』と題した講演で沼田氏は日本の社会保障制度の概要を説明し、『厚生労働白書』等の資料の抜粋を紹介しながら①医療・介護、②年金、③福祉における現状の概観とこれからの行方について話した。
社会福祉の現場に長年従事する沼田氏から現状の社会福祉制度の問題点が多く語られると、参加者たちは身近な問題として真剣に聞き入り、熱心にメモを取る者もいた。
講演の最後に沼田氏は、「障害や認知症など、様々な困難を抱えている人達がいて初めて社会と言えるので、それを排除してしまわないような世の中にしていきたい」と話し、また「福祉のこころは、想像力と創造力が大切。目の前で困っている人の大変さを想像し、声をかけられることが福祉のマインドであり、お互い様、お陰様ということで支えあっていくこと、地域社会の中で共有していくことが需要」と結んだ。
閉会式で功刀会長は、「私たちの年代に適した良いお話をして頂いて本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。
2015年1月28日号
静岡中・第2回俳句短歌大会
【静岡中】1月8日、中部宗務所(貫名英舜所長)は、平成26年度第2回俳句短歌大会を開催し、「合掌のこころ 歌会はじめ」を開き、授賞式行った。
貫名所長は「人間の素直な心を磨くのが宗教の役割であり、またその心を素直に表現できるのが短歌であり俳句です」と挨拶した。
妙法賞・蓮華賞・一乗賞・功徳賞・随喜賞と、各受賞者が次々と表彰され、見事俳句の部で妙法賞に輝いたのは「目を閉じて 合わす心に 蓮華咲く」(小山町 岩下陽子)続いて短歌の部では「うららかな 春の陽満つる 奥つ城に 君が御霊か 黄の蝶のまふ」(富士市 林千代子)がそれぞれ受賞をし、作品に込めた想いや受賞の喜びなどを語り合い、宗門運動の更なる発展と仏道精進を誓い合った。