全国の通信記事
2020年2月29日号
山形 新庄市日照寺で国祷会・大黒祭・成満奉告式
【山形】2月29日、新庄市日照寺(相馬邦宏住職)において立正安国・国祷会・大黒祭並びに日照寺修徒滝口義慎師の第再行成満奉告式が執り行われた。初めに国祷会では、日照寺有縁各聖と行僧3名が出仕しての国祷会・大黒祭が行われた。法要の中での祈願回向では立正安国、そして只今国内でも猛威を振るっている新型コロナウイルスの早期収束を祈った。引き続き本堂前において水行式が行われた。滝口師は荒行堂で水行班の筆頭班長として壱百日間一日七回の全行僧の水行が滞りなく行えるよう尽力してきた。その力強い水行肝文と水をかぶる姿は迫力があり、檀信徒がその姿を一心に拝む姿が印象的であった。成満奉告式では、奉告文の中で亡き師僧相馬義康上人が荒行堂が好きであったことにふれ、その荒行堂中堂で増円妙道の為に一心に読誦唱題を重ねてきたことを奉告し、今後もお題目布教、日照寺の寺門隆盛の為に精進していく事を誓った。
京都1 「大国祷会」と「コロナウイルス撲滅祈祷会」
【京都1】2月29日、京都市上京区本山立本寺(上田日瑞貫首)で、日蓮宗京都府第一部宗務所・日蓮宗京都府第一部修法師会主催、日蓮宗京都府第一部檀信徒協議会・日蓮宗京都府第一部寺庭婦人会後援のもと、「大国祷会」並びに「コロナウイルス撲滅祈祷会」が開催された。
例年になく、堂内に入る前にマスクの着用とアルコール消毒が徹底された。寒空の下、正午より令和元年度加行所成満の行僧3名が水行を行い、参拝者はそれぞれに合掌しお題目を唱え見守った。
国祷会に先立ち、管内寺庭婦人会による和讃の奉納がされた。その後、上田日瑞貫首導師にて修法師20名と行僧3名で「世界平和」「国家安泰」、そして「コロナウイルス撲滅」を願って大国祷会が行われた。参拝者は約50名。コロナウイルスの影響で例年の半分以下であったが、一人ひとりが一心に合掌しお題目を大きな声で唱えた。
2020年2月27日号
福岡 管内成満僧の帰山報告式
【福岡】福岡県修法師会(佐野前明会長)主催の令和元年度加行所成満僧の帰山奉告式を二月二十七日、福岡市日蓮聖人銅像護持教会(渡邊正順主管)で開催された。僧侶檀信徒約百二十名が参列した。正午より日蓮聖人銅像前で自我偈を一読した後、水行式が執り行われた。その後、本堂にて帰山奉告式が県内代表五行成満 中村公彦師(小倉眞浄寺住職)を導師に行われた。法要後、渡邊主管、刀禰義弘宗務所長(門司大雄寺住職)「冬場の寒さには慣れておりますが、今年の夏の暑さにはご苦労されると思います。体調にお気を付け頂いて頑張って下さい。」と祝辞を述べた。次に中村師が県内行僧を代表して挨拶し「今年は四十二歳の初行僧がおり本人含め、我々も大変でした。我々県内行僧としては全員無事にこの銅像様で帰山式を行うことを目標に助け合いながら頑張ってまいりました。初行、再行、参行と行を重ねるたびに、共に行を同じく修行する行僧の方々がいてくれるので頑張れると思います。そして、待っていただける方々のおかげで行がおこなえると実感しました。誠にありがとうございました。」と述べた。
最後に佐野会長が「中村上人、よく七人揃って帰って来てくれました。本当に心配いたしました。あなたが頑張ってくれたおかげでこうして無事に報告式を行えましたありがとうございました。そして、コロナウイルスが流行の兆しの中にもかかわらずご参列頂きありがとうございました。お題目の力を信じ共に信仰に励んでいきましょう。」と述べ挨拶を終えた。
引き続き特別祈祷が行われ終了となった。
出仕加行僧
五行 眞浄寺 中村公彦師
参行 壽量寺 路次泰隆師
再行 妙善寺 德永前啓師
再行 長遠寺 栗原正臣師
再行 妙隆寺 中野前良師
初行 圓満寺 山崎高督師
初行 本就寺 水上正彈師