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2021年8月29日号
福井中 日蓮聖人御降誕800年慶讃法要
【福井中】令和3年8月29日、福井県中部宗務所主催にて、日蓮聖人御降誕800年慶讃法要を、越前市妙勧寺(馬田行康住職)に於いて開催された。
本来は昨年8月に開催を予定し、日蓮大聖人の御降誕を盛大にお祝いするため様々な企画を考え、執り行われる予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、やむをえず1年の延期を余儀なくされた。
その間、延期をする代わりに管内すべての寺院を1ケ寺ずつ周る「報恩唱題行」を展開し、檀信徒と共に日蓮聖人への御報恩、御降誕のお題目をささげた。
また、唱題行と共にハスの折り紙を教師・寺庭婦人・檀信徒に折っていただき当日の御宝前に800個を飾る事業も行った。
当日は未だコロナ禍の為、規模を縮小しコロナ対策を取り、馬田行康宗務所長を導師に、管内寺院各聖、福井中部檀信徒協議会会長・寺庭婦人会長のみの参列で厳修した。
法要では800個のハスを御宝前に飾る中、各寺院で行われた唱題行参加者名簿を檀信徒協議会会長 安井賢二氏が御宝前に奉納され、そののち今回展開された唱題行を中心とした法会を行った。
最後に馬田所長から「管内ご寺院の教師・寺庭婦人・檀信徒さまのご信仰によって誠のご報恩を宗祖日蓮大聖人に申し上げることができたと思います。」と感謝の意を述べ、法要を終えた。
尚、唱題行参加者名簿は身延山久遠寺へのご奉納を予定している。
2021年8月28日号
青森 外ヶ浜町聞法寺で本堂落慶と入退寺式
【青森】外ヶ浜町聞法寺で8月28日、大本堂落慶並びに入退寺式が行われ、感染症対策が講じられた中、僧侶檀信徒約280名が参列した。
大本堂新築は宗祖降誕800年を慶讃事業として平成30年5月27日に地鎮式が執り行われて進められてきたものである。間口6間、奥行12間の大本堂は、外陣天井いっぱいに京屋伊助杉山正氏による聞法龍王神が描かれている。
落慶入魂の御宝前修法では、日蓮宗青森県修法師会長木立知孝修法導師のもと修法師8名により開眼入魂の修法祈祷が行われた。
引き続き、第六世工藤堯幸師が御宝前に向かって慶讃文を言上。新本堂建立の発願から法灯継承に託す想いが読み上げられると、参列者の中には涙ぐむ者もいた。
副干与である田端義宏師(鯵ヶ沢町永昌寺住職)から住職認証の辞令が伝達された後、工藤堯幸師から第七世工藤堯慎師へ払子並びに過去帳が手渡され、法灯継承となった。
ここからは工藤堯慎師に導師が代わり、参列者へ修法祈祷を行った。工藤堯慎師の気迫のこもった声が大本堂内に響きわたり、その姿に再度、涙する参列者が見られた。
日蓮宗加行所正傅師をつとめ、また長年に亘って修法祈祷により多数の檀信徒未信徒を教化してきた第六世工藤堯幸師に、日蓮宗全国修法師会連合会からの修法歴五十年表彰が、木立知孝青森県修法師会会長から伝達された。なお、初行から共に荒行を重ねてきた小山威光師(大鰐町妙徳寺住職)も併せて表彰されている。
続いて、大本堂新築に当たり多大な協力をした檀信徒へ、感謝状の贈呈と本願人たすきの授与が第七世工藤堯慎師よりなされた。檀信徒を代表して最上一護持会会長は、第六世工藤堯幸師の教導に対する感謝と新住職を支えて聞法寺の益々の発展に檀信徒一同、力を合わせていくことを力強く語った。
結びの第七世工藤堯慎師の挨拶では、来賓寺院に対し、幼少期よりの関わりの中での思い出やエピソードを交えた御礼の言葉と、檀信徒に対して聞法寺が益々隆昌させる決意が述べられた。この挨拶を聴いた檀信徒からは「お上人さんひとりひとりに対して、笑いもあるお礼の言葉が忘れられない。感謝する姿が印象的だった。私たち檀信徒ひとりひとりを、これからも大切にしてもらえる気持ちが伝わってきた。」と話していた。
香川210830
【香川】高松市日妙寺(石倉敬之住職)において八月二十八日、令和三年度 第十五回 日蓮宗香川県宗務所主催の修養道場サマーキャンプが行われ、僧侶檀信徒十名が参加した。
昨年はコロナの影響で修養道場サマーキャンプは中止となった。今年は参加者の強い要望もいただき、感染対策としてスタッフを最小限にして開催の運びとなった。
新しい生活様式を取り入れつつの一日。午前中は、参加者達は自分達で自我偈の経本を作成し、お経練習を行った。
午後からはさぬき麺業において、うどん打ち体験。普段から何気なく食べているうどんを自分自身で作る。参加者たちにとっての夏の貴重な経験となった。
夕勤で本日練習した団扇太鼓と太鼓を叩き、焼香をし、自我偈をお唱えした。
参加した子供達や保護者に対して学業成就・家内安全・身体健全・帰路道中交通安全を祈念して、修法師達による修法が行われた。