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2018年4月29日号
兵庫北 第51回護法大会開催
【兵庫北】宗務所主催(宮﨑英一宗務所長・豊岡市出石町本高寺住職)の第51回護法大会が4月29日、豊岡市勝妙寺(河村瑞栄住職)を会場に開催され、各地より僧侶と檀信徒を合わせて270人が出席した。
午前10時より田邊忠司檀信徒協議会副会長(美方郡新温泉町栄福寺(吉川陽久住職)檀家総代)が、開会のことばを述べた後、宮﨑英一宗務所長、宿南登檀信徒協義会会長(養父市八鹿町実行寺檀家総代)の挨拶が行われた。
そして、10時15分より「いのちに合掌」と題して奥田正叡師(京都市常照寺住職)の法話が行われた。
奥田師は、文章や写真等の資料をスライドショーを使って表示し、宮澤賢治や身延深敬園(ハンセン病療養所)創始者綱脇龍妙上人の生涯が、常不軽菩薩のごとく但行礼拝の生き方を貫いたことを説明した。そして日蓮宗の合掌は、ただの挨拶ではなく、但行礼拝の精神が込められた合掌であり、相手の仏性を信じる行為であると解説され、約1時間半にわたって会場の檀信徒は熱心に耳を傾けていた。
その後、佐竹英文副長(朝来市本行寺住職)の謝辞が述べられ、山主と総代の挨拶で午前の日程が終了した。
昼食をはさんで午後からは、法要、寺庭婦人会による宗歌・仏讃歌・和讃の奉唱が行われ、最後に松井勝巳檀信徒協議会副会長(豊岡市立正寺(村井淨音住職)檀家筆頭総代)のあいさつが行われて、午後3時前に閉会した。
神奈川2 第11回 チャリティーコンサート
【神奈川2】横須賀西ロータリークラブ(嘉山賢会長)主催、社教会(山本貫恭会長)、青年会(藤田是光会長)、鎌倉ビール、横須賀・横須賀北・三浦・横須賀南西各ロータリークラブ協賛の「第十一回 チャリティーコンサート」が四月二十九日、横須賀市大明寺(楠山泰道住職)で行われ、スタッフや僧侶檀信徒、地域の人たち、ボランティアの社会人・学生・同寺の隣にある三浦学苑高等学校の生徒など、延べ三百人が参加した。
同ロータリークラブは、毎年四月二十九日、国際奉仕事業の一環として大明寺を会場にチャリティーコンサートを行っており、この事業の募金は「命 輝かすために こども達に明るい未来を」と、ミャンマー、ネパール、国内では岩手、宮城・石巻、熊本など、多くの地域の災害に対する支援として、幅広く活用されている。
昨年の募金は、NPO法人T・M良薬センターを通して、熊本地震で災害を受けた子どもたちの支援に使われた。ことしの募金も同団体を通して、ミャンマーの生活支援事業に使われる予定になっている。
コンサートでは、大明寺合唱団「ロータス」、海老名市妙元寺院首・町田壽昭師が結成したハワイアンバンド「町田昭二とマレバ・エコーズ」、大明寺僧侶とその仲間たちによるバンドで、楠山住職がドラムを担当する「BREY(ブレイ)」、ゲストの双子デュオ「健太康太」らが演奏や歌を次々披露して会場を盛り上げた。
最後に会場の参加者全員で、横須賀市の市制百周年記念曲『風を感じる街~yokosuka』を歌うなど、終始大盛況の中、コンサートは終了した。
会場では補助犬育成支援団体・NPO法人湘南ROSAやT・M良薬センターによるチャリティーグッズの販売や、同社教会、管区青少年教化委員会(楠山泰英委員長)による出店も行われた。
千葉西 第24回「いのりの日」
【千葉西】宗務所(土井了真所長)では4月29日、立教開宗の聖地・清澄寺で第24回「いのりの日」を開催し、僧侶、寺庭婦人、檀信徒ら286人が参加した。
午前7時、茂原、長生郡、木更津、富津、君津、市原地区の各地よりバス8台が出発し、午前9時30分、日蓮聖人が出家し清澄山に登る時に母と別れた梯涙石手前約1㌔から各地区隊列を組み、参加者全員がうちわ太鼓を叩きながらお題目を唱え清澄寺旭が森まで唱題行脚した。
旭が森では日蓮聖人銅像に向かって土井所長(長生村法輪寺住職)を導師に法要が営まれ、朝日の出る方向に向き換えお題目3唱した。
次いで、檀信徒研修会館の道場にて開会式が行われ、挨拶で土井所長が清澄山に参拝する意義を伝え、続いて二宮日敬清澄寺別当が清澄山の縁起を話した。
その後、昼食会場に移動し千葉県西部謹製お題目写経を全員で行い昼食を済ませた。
今回は、4会の研修として布教師会(髙鍋隆盛会長)は車中にてバス担当が但行礼拝の法話を行い、声明師会(山田妙眞会長)は唱題行を担当し、修法師会(吉野了廣会長)は読経を担当し、社教会(山津顕什会長)は写経を担当し、号車ごとに唱題行、読誦行、書写行と分散して参加者は五種(受持・読・誦・解説・書写)の修行を学び体験した。
最後に清興として澄み切った歌声を披露したソプラノ歌手の西口彰子女史による日本歌曲、仏教讃歌、オペラリア、宗歌を聞き入り、また共に歌い和やかなる時間を過ごし、午後3時30分、閉式となり各地区へと帰路した。