全国の通信記事
2023年8月31日号
兵庫東 吉田日厚師(大本山本圀寺前貫首)本葬儀
【兵庫東】8月31日、三田市妙三寺で前住職・吉田日厚師(大本山本圀寺第102世)の本葬儀が営まれた。吉田師は大本山本圀寺の貫首をはじめ、宗門の要職を歴任され、宗門発展に寄与されてきた。遺弟代表して現住職の武田隆遠師が『師匠はとても暑い8月が好きな方でした。そんな師匠の誕生月でもある8月中に、何とかお送りしてあげたい。わがままを申しましたが、その一念で本日、本葬儀をさせていただいた次第です。一人の僧侶として、一人の人間として、目指すべき師匠でした。』と、謝辞を述べた。
尚、命日は8月18日で、密葬は近親者のみで行われた。法号は、慈雲院日厚大和尚。
2023年8月28日号
静岡中 教師大会「防災を考える」
【静岡中】日蓮宗静岡県中部宗務所(塚本智秀所長)は8月28日、「防災を考える」をテーマに、静岡市中島屋グランドホテルのホールで教師大会を実施した。
講義の第一部では、中條日有猊下により、本山海長寺蔵の『日海記』の内容が紹介され、明応7年の大地震により発生した津波の被害や当時の様子を解説し、それを受けた第二部では損保ジャパン静岡支店のスタッフにより、具体的な自然災害への予防策として保険の重要性や実例を踏まえた保険運用について講義が行われた。
塚本所長は挨拶で譬喩品第三の「甚だ怖畏(ふい)すべし」の経文を引用し、「災害が過ぎ去ったことを「よかった」で済ますのではなく、畏(かしこ)まって怖れ、次に備えることこそが重要だ」と述べた。
県内では、令和4年台風15号の浸水被害や熱海山の土砂災害により防災への関心の高まりがあり、参加教師は熱心に聴講し多数の質問も飛び交った。
2023年8月26日号
香川・修養道場サマーキャンプ
〔香川〕高松市妙覚教会(佐々木義淳 泉立寺住職)において、八月二十六日、令和五年度第十七回日蓮宗香川県宗務所主催の修養道場サマーキャンプが行われ、僧侶・檀信徒約二十名が参加した。
修養道場サマーキャンプを始めるに先立ち、まず、石倉敬之所長(日妙寺住職)より挨拶をいただいた。
午前中は、参加者達は自分達で自我偈の経本を作成し、お経練習を行った。また、団扇太鼓と太鼓の練習と焼香の練習も行った。参加者達は、ものすごく興味を示していた。
午後からは、香川県の防災センターへ行きました。映像体験コーナーでは、防災をテーマとした映像により、防災の心構えを学びました。消火体験コーナーでは、火災映像に消火器などを使って、消火体験をしました。暴風体験コーナーでは、風速三十メートルまでの暴風を体験しました。煙避難体験コーナーでは、煙を充満させた建物内で、煙の中からの避難行動を体験しました。最近は、全国的に災害があり、また世界に目を向けても、増えてきています。今回の体験が参加者たちにとって、貴重な経験となりました。
夕勤で本日練習した団扇太鼓と太鼓を叩き、自我偈をお唱えした。
さらに、冨松尚央修法師会長が修法導師をし、参加した子供達や保護者に対して、学業成就・家内安全・身体健全・帰路道中交通安全を祈念して、修法師達による修法が行われた。
最後に、石倉敬之所長(日妙寺住職)より挨拶を戴き、令和五年度日蓮宗香川県宗務所主催第十七回修養道場サマーキャンプを締めくくった。