全国の通信記事
2024年2月29日号
岡山 「報恩のつどい」
【岡山】2月29日、岡山芸術創造劇場ハレノワにて「報恩のつどい」が開催された。このイベントは、令和13年に迎える日蓮大聖人750遠忌に向けたスタート地点と位置づけられ、約1年前からの企画準備を経て実現した。岡山県内から檀信徒や僧侶を含む1000人以上が参加した。
第一部では、音楽法要が行われた。声明師会と修法師会の会員約50名が出仕し、和讃会や寺庭婦人会コーラスも参加し、壮大なものとなった。
続く第二部では、秋田県本住寺住職の山口顯辰上人による高座説教「日蓮大聖人御一代記」が観衆の注目を集めた。山口上人は舞台中央に設けられた高座の上で日蓮聖人のご誕生からご入滅までを1時間にわたり繰り弁で語られた。
最後に、平野信行岡山県宗務所長が「今大会が皆さまの信仰の糧となってほしい」とお礼の挨拶を述べた。参加者からは「とても素晴らしい経験をさせていただき、参加してとてもよかったです」という声が聞かれた。
2024年2月28日号
静岡中 法華和讃振興会合同研修会
【静岡中】静岡県中部法華和讃振興会(小池隆通会長)は、2月28日に合同研修会を富士宮市大鏡山本光寺(斉藤尚美住職)にて開催し、僧侶檀信徒約 80名が参加した。
元日に被災した能登半島地震の被災者の冥福を祈ると共に1日も早い被災地の復興を祈り「追善歌題目」の歌い合わせの後、書道や舞台で活躍する木村久美子さんによる一人芝居「蜘蛛の玉が虹色に光るとき」が行われた。それぞれの人物の心情を朗らかに語り、日常の幸福と喪失の妙境を表現した朗読に参加者は深く感銘を受けていた。小池会長は「既に戴いているがつい見逃してしまうもの、日々の当たり前が当たり前でなくなる事などの大事な事を伝えていただけました」と感謝を述べた。
愛知名古屋 寺庭婦人研修会
【愛知名古屋】名古屋寺庭婦人会(勅使河原尚代会長)は、2月28日に千種区の松延寺(勅使河原寛祥住職)を会場に「寺庭婦人研修会」を開催し、管内の寺庭婦人約20人が参加した。講師には、名古屋市中村区久遠寺住職の伊藤悠温師を招き、茶道研修(盆点)を行った。
研修ではまず、茶道の基本的なことからお茶の点て方、茶席での流れについて説明があった。その後グループに分かれ、亭主役(お茶を点てる人)と客役(お茶をいただく人)を交代しながら実践講習を行った。また、最後には伊藤師がお薦めのお茶を参加者一人一人に出し、参加者たちは美味しそうにお茶をいただくなど、終始楽しくリラックスした様子であった。
参加者は「美味しいお茶とお菓子を頂きながら、楽しく研修できた。自坊でも来客があればお茶をお出ししてみたい」と話していた。