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2021年5月30日号

山梨4 山梨西谷鏡師法縁降誕800年慶讃法要

1【山梨4】令和3年5月30日、身延山久遠寺にて、山梨西谷鏡師法縁「日蓮聖人( 降誕800年慶讃法要」が実施された。 13時半の開式で、身延山を代表し、浜島典彦副総務が御挨拶をし、上澤寺住職上田本昌法縁長による「日蓮聖人降誕の意義」についての講話を頂いた。 慶讃法要は、楽の音色が響き渡る中、大導師を上田法縁長、副導師を荻沼要淳副法縁長、石原顕正副法縁長、望月義仁相談役、松永直樹支部長、式衆法縁各聖、出仕のもと開式された。檀信徒代表2名により献灯・献香も行われ、100名を超える参加者・関係者は、皆一心に合掌をして荘厳な法要がとり行われた。 山梨県西谷鏡師法縁は、身延山第14世善学院日鏡上人により身延西谷の地に檀林が開かれて以来、460年にもおよぶ、深い縁で結ばれているという。閉式では「各聖、檀信徒の皆様が共に、この縁を意識しつつ、一人一人が宗祖の弟子・菩薩としての自覚を持ち、自らを照らすと同時に人々の闇を照らす存在でありたいと願っております」と御言葉があり慶讃法要は終了した。

 

2021年5月29日号

北海道南 山本光明上人本葬儀

北南210621①【北海道南】今年1月23日に御遷化された函館八海山龍王寺住職 第九世 観明院日祥上人(山本光明上人世寿六十八)の本葬儀が5月29日に京都大本山妙顯寺貫首 及川日周猊下に大導師をお引き受けいただき。貫首猊下との副導師には函館常住寺住職鈴木曦寛僧正・函館實行寺住職望月伸泰僧正・網走大盛寺住職秋永智淳僧正・福島町妙蓮寺院首岡観要僧正、式衆には近隣有縁の各上人にお勤めいただき行われた。

及川貫首猊下とのご縁は山本上人が学生時代に随身されていた成子常圓寺でお会いされてからの長いお付き合いがあり、また現住職の山本光学上人も常圓寺に務めていたご縁も有り快くお引き受けいただき大導師をお勤め戴いた。

諷経には札幌日登寺住職佐藤光則僧正、日蓮宗宗会議員旭川妙法寺住職釈英義僧正、全国布教師連合会北海道理事厚岸町法華寺住職森脇智亮僧正、北海道南部四会会長有縁の上人に御来席を賜り新型コロナウィルス感染予防に配慮し十分な喚起、マスクの着用の上でおこなわれ、近隣寺院各上人にはご配慮をいただき、檀信徒には本堂正面の外にてお焼香していただく形をとり行われた。

山本上人は青森県の出身で昭和四十七年に千葉県本長寺川端瑞法上人に就いて得度され

成子常圓寺に随身し立正大学仏教学部宗学科を卒業され、昭和五十一年に旧茅部郡南茅部町川汲(現函館市)八海山龍王寺の第九世住職に承認された。

山本上人のご活躍は管区・教区に留まることなく多くの行事・役職に御尽力されてきた。

常任布教師・第一期信行道場訓育主任・布教院副院長や後輩の育成の為に講習会などにも快く講師として立たれ積み重ねてこられた布教師としてのスキルを柔らかな笑顔と優しさの溢れ出る口調で惜しみなく話され広げられてきた。そして令和元年に全国布教師連合会会長に就任され務められている最中に御遷化された。

管区・教区に留まることなく多くの行事・役職に御尽力されてきた。

さらに宗門内や御自坊が多忙にも関わらず宗門外において地元地域へ貢献され発展・祭典行事への参加・歴史文化の保持など数多くのことに御尽力され住民の方々とのご縁を結ばれ手を取り合って歩まれてこられた。

また保護司・人権擁護委員も長きにわたり務められ更生保護では法務大臣賞。人権擁護では法務大臣賞・藍綬褒章・瑞宝単光賞を受賞されている。

現住職の山本光学上人も師父が歩まれて来た道、残されたもの、そして檀信徒の方々と共に築かれてきた龍王寺を大切にしていきたいと話されていた。

2021年5月28日号

宮城・伝統こけしを守る応援事業「こぞうくん×こけし」新登場!

DSC_0291【宮城】昨年より続くコロナ禍の中、世情が大きく変化している。多くのコロナウイルス感染者への対応処置から医療崩壊の憂き目にあい、飲食業・観光業の経営状態が逼迫し、経済的打撃が深刻化している。ワクチン接種が始まったものの、経済状態は先行きが不透明であり、延期した東京五輪も開催しようという気持ちはあるものの、現実としては開催に疑問符がつく状態が続いており、未だ光が見えない現状が続いている。

先般開催された日蓮聖人御降誕800年大法要も駆け付けたい多くの僧侶・檀信徒がいたものの、リモート参加しか出来ない事に多くの人たちも無念な思いがあった。

また、地方の日蓮宗寺院でもコロナ禍での被害は少なくない。葬儀等での会葬者の減少・法事の延期や中止・祈祷等の参拝者の減少等、多くの寺院での経営状態も決して良いものではない。

そのような厳しいコロナ禍の中、飲食業・観光業の売り上げは未だ低迷している。宮城の伝統こけし業界では昨年より例年比20%以下の売り上げが続いており、休業する伝統こけし職人も増えている。

宮城県の伝統こけしは観光客への土産物としての販売が中心であり、コロナ禍での需要はほとんどない。また、宮城県内でのお祭り行事への出店や、全国各地のイベント・物産展への出店もこけし業界での大きな収入であるが、どちらもコロナ禍によりほぼ開催されておらず、そちらの収入もない。

コロナ禍でのこけし業界はまさに八方塞がりである。

その様な厳しい中、コロナ禍での伝統こけしを守る為に、日蓮宗宮城県宗務所(日野教恵宗務所長)と日蓮宗新聞社が共同で「こぞうくん×こけし」を考案し、こけし卸売業者へ製造を委託し、宮城県内の寺院を対象に1体3500円で販売した。金額的には高価ではあるものの、支援という意味合いが大きい。

非常に愛らしく作成されており、商品を見た多くの檀信徒が笑顔になり、現在100体以上購入者が殺到した。また、多数購入して頂いた方には表情違いのシークレットを提供しており、製作者の遊び心も忘れない。

日野所長は「このコロナ禍ではどの業界も大変な状況にあります。しかし世界規模で皆が大なり小なりつらい思いをしているのも事実。被害の大きい人がいても、手を差し伸べてくれる人はなかなか現れてはくれません。私たちお寺も行事が出来ない等の被害もありましたが、観光業・飲食業な方々は経済的にもっと大変つらい思いをしております。そのような被害の大きい隣人を助ける方法として、県内の寺院と檀信徒に協力して頂きました。このこぞうくんとコラボした支援の輪が様々な場所で広がっていく事を期待しています。」と話し、さらなる支援を求めた。

令和3年3月末日で「こぞうくん×こけし」の宮城県限定販売は終了したが、日蓮宗新聞社では「こぞうくん×こけし」全国販売の取り扱いを鋭意検討しているとの事。

これを機にかわいらしい「こぞうくん×こけし」の購入を検討してみては如何でしょうか?

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新年のご挨拶。

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