全国の通信記事
2026年3月11日号
福島 東日本大震災復興慰霊法要
【福島】被災から15年という節目を迎えた令和8年3月11日、福島県いわき市久之浜町に於いて、日蓮宗妙経結社(石川是法上人)主催、福島県青年会(小林智厚会長)、福島県女性教師の会(染谷妙岱会長)共催の下、東日本大震災復興慰霊法要が行われた。
今年は暖かく浜風が心地よい天気の中、海岸付近の会場まで福島日青会員10名と女性教師の会員3名が唱題行脚で向かい、震災の発生した午後2時46分のサイレンを合図に黙祷を捧げ、その後復興慰霊法要を厳修し、東日本大震災物故者と共に全国の災害被災物故者の供養を営んだ。
法要後、福島県日蓮宗青年会小林会長は「東日本大震災より15年の節目を迎え、徐々に復興と共に震災自体の記憶の風化を感じている方々もおられるのではないでしょうか。これからは学びと記憶の継承が課題になってきます。当時の記憶、今生きる方々の思いも後世へ残していける為になにが必要で、どうすればいいのか。一人一人が新しい世代、次の世代にどう伝えるかを考えて頂きたい。我々若い青年僧もこの復興慰霊法要を継続し、一人一人が震災について考える機会、そして皆様に寄り添っていきたいと思っております。今日集まって頂けた皆様もどうぞこれからもご協力のほどよろしくお願いします。」と語った。
2026年2月23日号
福島 各地で帰山式
【福島】昨年令和7年11月1日、福島県より会津若松市大法寺修徒、第再々行副代表の曲山貴雄上人、双葉郡妙勝寺住職、第参行瀬戸隆寿上人、須賀川市妙法寺修徒、初行鈴木秀魁上人、双葉郡妙栄寺修徒、初行武田寿伸上人、相馬市佛立寺修徒、鈴木本奨上人、以上五名の入行僧が日蓮宗大荒行堂に入行し、令和8年2月10日をもって寒壱百日の修行を無事成満された。
その中でも東日本大震災から間もなく15年という長い年月の中、地域復興寺門隆昌、檀信徒の安寧を願って入行されたのが瀬戸隆寿上人で、令和8年2月23日。福島県双葉郡妙勝寺にて帰山報告式が厳修された。
妙勝寺は双葉郡双葉町にあり、東日本大震災の折、東電の原発事故により帰宅困難地域に指定され長く立ち入ることも出来なかった。しかし数年前から徐々に帰宅困難エリアが解除されると瀬戸上人はお寺復興のためにお寺や庫裡の改修や、離れ離れになった檀信徒にも声を掛け合い布教活動、更には地域の方々に少しでも力になれればと、日蓮宗大荒行にて双葉町の復興のシンボルとして南無双葉大黒尊天を勧請された。
最後に瀬戸上人は『今回修行を終え、無事帰って来ることが出来ましたが、これが終わりではなく、これから私が檀信徒の皆様に何が出来るのか、修行で得られた福徳力を皆様に届けて更には地域復興を目指していきたい。』と檀信徒の方々に謝辞を述べた。
2025年11月16日号
福島 白河市妙関寺で庫裡落慶法要
【福島】11月16日、白河市妙関寺で庫裡落慶法要並御会式法要(巻延彦住職)が執り行われた。僧侶檀信徒含め約100人が参列した。
法要前の記念講話では、千葉県市原市光徳寺住職の宮川了暢師が御会式に際し、日蓮聖人の「孝養」について語った。特に、「御祖師様が持つ払子の謂れは、御生母の髪の毛である」という話に参列者たちは熱心に耳を傾けている様子だった。
落慶式は管内の修法師を中心に出仕し、導師は住職の巻延彦師が務めた。御本尊や歴代の先師たちに法要の趣旨(庫裡の完成)を知らせる奉告文では、檀信徒たちにも内容が伝わるよう、わかりやすい言葉を用いて明瞭に読み上げられた。その中で住職は、大業をなすには「三つの力」を要するとし、天の時(良き頃合い)、地の理(有利な条件)、人の和(寺と檀信徒の絆)、これら三つが重なったことで、庫裡建て替えという大仕事を達成できたと報告した。
また法要後の挨拶では、これからのお寺には伝統を守り受け継ぐ面と、新たなことに挑戦していく面の「二面性」が必要だとし、住職として双方を大切にしながら邁進することを誓われた。
庫裡建設の発願から約2年で完成に至ったという。その背景には、7人の総代役員から特に大きな支援・寄進があったことが伝えられた。住職は妙関寺を支えてきた檀信徒たちと、その場に居た全ての関係者たちに感謝の言葉を口にした。お寺と檀信徒たちが年月をかけて紡いできた和。そんな信頼の強さを感じさせる法要であった。



















