全国の通信記事
2014年7月31日号
静岡蓮華寺の本堂かやぶき屋根 23年ぶり修繕
【静岡中】 平成26年7月31日、静岡市龍華寺(小倉弘運住職)に於いて、本堂茅葺屋根差し替え、補修工事完成奉告式がおこなわれ檀信徒、工事関係者約100名が参加した。本堂の屋根修繕は平成3年の4月以来、23年ぶりとなる。
今回の屋根差し替えという工法は、全面的に取り替える葺き替えとは違い傷んだ部分を切り落とし、新しい茅を追加する工法茅は県内で刈り取られた物を役10トン使われた。工事は職人だけでなく、檀家ものべ数十人運搬、下加工などのサポートした。
小倉住職は「当山の山号は『観富山』富士山の眺めの良い寺院とされ、さらに世界遺産登録された三保松原を望むこの景色を後世に伝え引き継ぐよう、寺の護持発展に努めていく」とのべた。
龍華寺の本堂を含む境内の庭園は、静岡市の市文化財に指定されている。
長崎・夏季仏教修養道場で紙燈籠作りを体験
【長崎】7月22日から24日まで第7回夏季仏教修養道場が長崎市寺町長照寺(浅井円誓住職)をメイン会場に行われた。約65名が参加し、中学生3名高校生1名もサポーターとして参加してくれた。今回は、来年が原爆70周年ということで、平成27年の原爆犠牲者慰霊法要で点灯させる紙灯篭作りを行った。お題目を写経し、平和への願いを絵やメッセージにして思い思いに描いてもらった。2日間かけて作成した灯篭にあかりを灯し、原爆で亡くなられた方々に対し南無妙法蓮華経とお唱えしご冥福を祈った。
子供達は優しく光る灯篭のあかりをうっとりとした表情で眺めていた。
三浦市實相寺で寺子屋
【神奈川2】第八回實相寺寺子屋(住職 植坂泰雄)
七月三十一日~八月一日に小学生三十四名、中学生八名の四十二名
で行われました。竹細工で箸や器を作り二日間の食事に使いました。夜は飯ごうで炊飯し、カレーをかけて食べました。食前には、住職から食べ物に対する感謝のお話がありました。翌日は早朝より本堂でお経を大きな声で唱え、住職からは、「命」の大切さの話がありました。朝食、掃除に農業収穫体験としてトウモロコシの収穫をしました。また三浦市の人権擁護委員の会長の中野さんから昔の話を聞きました。お昼は流しそうめん、賑やかな声が二日間境内を響き渡ってました。
八月十三日・十五日には、實相寺境内に於いて夜の七時半より盆踊りが行われ、約二〇〇名が参加し先祖の精霊に踊りのご供養が行われました。先の太平洋戦争時は中断されていましたが、昭和十四年ごろから行われ七十五年続けられています。住職は「本来の盆踊りは、お寺の境内で先祖の精霊を供養するためのものであるが、近年はお寺以外での所で行われ、本来の趣旨からはずれていることが多くさみしく感じている。盆踊りはお寺の活性化の一つであると思う。」述べられた。
八月十六日には、境内において、夜の七時半より約二〇〇名が参加し、鎌倉にて行われた立正安国論奉進七五〇年慶讃法要で使用された竹灯ろう三〇〇基に明かりを灯し、灯ろう供養 送り火法要が行われました。
送り火とは、地域によっては、大文字焼き等をされる大切な儀式である。昭和三〇年代より約五十五年続け行われてきた灯ろう供養も以前は近隣の海に灯ろう流しをしていたが、諸事情によりお寺の境内で行われるようになりました。