全国の通信記事
2026年10月27日号
山梨1 災害犠牲者追善供養・被災地復興祈願読誦会
【山梨1】山梨・静岡両県の各管区修法師会主催による熊本地震と能登半島地震の災害犠牲者追善供養・被災地復興祈願読誦会が10月26日(月)、身延町の身延山久遠寺所管「旧荒行堂」で執り行われた。両県から修法師が一堂に会し、被災地へ向け力強い祈りを捧げた。
同会は、令和6年に発生した能登半島地震からの復興を祈願して始まった取り組みで、両県の日蓮宗寺院を会場に各地で行われ、今回で5回目を迎えた。
開式にあたり、身延山久遠寺執事 池上要靖庶務部長は「修法師の皆様の力強い祈願が、必ずや被災地に届き、復旧への後押しとなるでしょう」と激励された。
閉会式では、山梨県第一部修法師会 氏原孝学会長が「祈りの先には今なお被災し、苦しんでいる方々がいらっしゃる。読誦会として多くの皆様と共に祈り思いを届けることができ、大変ありがたく思っている」と参集した会員へ謝辞を述べた。
2026年10月25日号
山梨1 身延町妙経寺 ハープ演奏会
【山梨1】山梨県身延町の妙経寺で10月25日(日)、「お寺deコンサートVol.1~Harpのひととき~」と題し演奏会が開かれ、訪れた人々がハープの音色に聞き入った。奏者は同寺の寺族で、現在は東京や山梨を中心に演奏活動を行っている筒井裕子さん。当日はクラシックや映画音楽を中心に、アンコールを含めて全10曲を披露した。曲の合間にはハープの構造や楽曲についての解説も行われ、来場者は興味深そうに耳を傾けていた。当日はあいにくの小雨模様となったが、静かな雨粒の音や鳥のさえずりといった自然音にハープの優しい音色が重なり、会場は温かな雰囲気に包まれた。演奏会の終わりにあたり、筒井さんは「演奏家として地元の身延で演奏したいという思いがありました。僧侶として修行する兄2人の姿を見て、私にも何かできることはないかと考えて企画しました。今後も演奏会を続けていきたいと思います」と開催への想いと抱負を語った。来場者からは「ハープの音が思った以上に豊かで驚いた。どの曲も素敵で癒やされた」などの声が聞かれた。
2026年10月21日号
山梨1 身延山大学開学30周年記念式典
【山梨1】山梨県身延町の身延山大学で10月21日(水)、大学開学30周年を祝う記念式典が執り行われ、卒業生や在校生、大学関係者が一堂に会した。
身延山久遠寺仏殿にて行われた、記念法要ならびに物故者追善法要では、身延山久遠寺第93世法主 持田日勇猊下を大導師に、有縁の先師と同窓生の回向、並びに身延山大学のさらなる発展が祈念された。
身延山大学の淵源は、日蓮聖人が西谷のご草庵において始められた門弟教育にまで遡ることができる。日蓮聖人の御入滅から275年後の弘治2年(1556)、身延山久遠寺第14世の善学院日鏡上人は西谷に「善学院」を創立し、門弟の教育に力を注がれた。さらに、慶長9年(1604)には同22世心性院日遠上人によって「西谷檀林」へと発展し、宗門教学の根本道場として多くの学僧が輩出された。明治7年(1874)「身延檀林」へと改称されて以降は、幾度の改称と共に教育機関の再編と内容の充実が進んでいった。
そして平成6年(1994)12月、「身延山大学仏教学部仏教学科」の設置が認可されると、翌年4月に「身延短期大学」を改め「身延山大学」は開学を迎えた。「善学院」創立から約470年、時代の盛衰を経験しながらも法器育成の法灯は連綿と受け継がれてきた。
身延山大学は創立より、建学の精神である「日蓮聖人の立正安国の精神に則り、健全なる社会人として、広い視野に立った専門教育を施し、学術の理論及び応用を研究して、社会のために身を以て尽くすことの出来る人間の養成を目的とする」を基に、「給仕」「行学二道」「社会貢献」の教育方針を柱として、社会に貢献できる人材を育成し続けてきた。
法要の最後には、身延山大学望月海慧学長より「開学から30年、この法灯を更に繋げていくことが我々の使命であると感じています。この身延山大学を、日本だけでなく世界に通用する大学にして参ります。今後ともご協力・ご教導賜りますよう宜しくお願いします。」と参列者への御礼と今後の抱負が述べられた。
法要後には記念企画として、身延山大学卒業生で「マジシャン五太子」として活動する、五太子晃龍上人によるマジックショーが大学本館講堂にて行われた。日蓮宗法話グランプリの本選出場者でもある五太子上人は、法話を交えた参加型パフォーマンスを披露し会場を沸かせた。



















