全国の通信記事
2025年4月29日号
千葉西 第31回「いのりの日」
【千葉西】千葉県西部宗務所主催による第31回「いのりの日」が今年も清澄寺を会場に4月29日に開催された。
前回から参加者各々が自由に修行体験を選び参加できる方式に変更し、昨年の反省点や参加者の意見等を取り入れ、より有意義な修行体験が出来るようにと研修場所の調整や時間配分のブラッシュアップがされている。
西部管内各地よりバス7台僧侶檀信徒236名が信育道場前に集まり開会式が執り行われた。
千葉県西部宗務所所長 山本隆真上人から参加者へ労いと限られた時間の中で充実した時間を過ごして欲しいとの挨拶に続き清澄寺別当 齊藤日敬猊下より「いのり」発祥の聖地にて皆様の心が洗われることをお祈りいたします、と言葉をいただき開会式が終了し参加者それぞれ各研修場所へ移動を始めた。
修行体験は虚空蔵菩薩をお祀りする摩尼殿にて御開帳を受ける。祖師堂では唱題行、雅楽演奏披露。信育道場では管内上人数名による法話。研修会館では御題目写経・自我偈写経。旭ヶ森日蓮聖人銅像や仏舎利塔へのお参りと多岐にわたる。
千年杉前の境内にテントを設営し、食事や休息も自由にしていただき参加者同士の談笑する姿も多く見られた。
前回も参加した方は「法話の場所が変わり広くなり、昨年より落ち着いて話を聞くことに集中できました。」
他の方からは「写経は広すぎる場所より区切られた部屋で行う方が落ち着くのでよかった。」
今回初めての参加者は「選択の自由があることは最近の風潮にあっていると思います。参加する方も参加しやすいのではと感じました。」
終了時刻には信育道場前に集合し閉会式で当行事を締めて各地へ帰路についていった。
大分 いのちを学ぼう!子ども道場
【大分】全国日蓮宗青年会伝道弘通委員会主催(上木龍雄委員長)の「いのちを学ぼう!子ども道場」が4月29日、佐伯市本行寺にて開催され、九州各地より親子40名が参加した。「いつも私たちが頂いている命に感謝をする」ことを目的としたイベントで、参加者は近くの海で魚釣りをし、釣れた魚を自分達の手で絞め、本堂で供養を行い、最後は味噌汁や焼き魚として食した。
同寺の住職でもあり、幼い頃から釣りが得意である上木委員長は「スーパーでしか魚を見たことのない子どもに命を頂くという体験をさせたかった。生き物への感謝を伝えることもお寺の役目だと思う」と語った。初めての魚釣りに興奮した様子で「楽しかった!絶対にまた来る!」と話す子どもの姿が印象的だった。
兵庫北 第56回護法大会
【兵庫北】宗務所主催(堂前貫修宗務所長)の第56回護法大会が4月29日、養父市立ビバホールを会場に開催され、管内各地より教師・檀信徒154人が参加した。午後1時半からの開催となった今回は、「共に栄え 共に生きる」と題して身延山久遠寺財務部長長谷川寛清僧正の講演、記念法要、寺庭婦人会による宗歌の奉唱が行われた。
長谷川師の講演では、身延山第92世法主永上院日総上人の随身長として3年間お仕えした当時の思い出話を交えながら、互いを思いあって共に生きる、「共栄」の御心について約1時間にわたってお話しされた。管区では本年11月に身延山団参を予定しており、参加した檀信徒は長谷川師の講演を熱心に拝聴した。