熊本　本妙寺総門・仁王門改修工事安全祈願祭

【熊本】９月２８日、熊本市西区本妙寺（池上正示住職）で熊本地震復興総門・仁王門保全事業改修工事安全祈願祭が営まれた。濵田義正熊本県宗務所長他県内僧侶、落水清弘熊本市議会議員他、熊本市文化財課、工事関係者など約４０名が参加した。

その後池上正示住職より「この仁王門は１９２０年に寄進されました。当時大変珍しい鉄筋コンクリート造りであり、築９０年となり老朽化が進んだ２０１０年に清正公４００遠忌記念事業の一環として皆様からの浄財を頂き改修工事を行いました。そして翌年に国の有形登録文化財に登録されました。

しかしながら２０１６年の熊本地震で甚大な被害を受け、倒壊を免れたものの内部の損壊は激しく、危険防止のため立ち入り禁止となっておりました。安全のため解体も考えましたが、国、熊本県からの一部補助を頂けることもわかり、近隣住民の皆様からも仁王門はこの地域のシンボルなのでぜひ残して頂きたいとの声もあり、仁王門を守り後世に残していくことが、地域のみなさまそして、仏祖三宝に報いることだと思い改修工事を行うことにいたしました。この事業を全うさせて頂くために皆様のお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。」と挨拶された。

次に熊本市市会議員の落水清弘様より「池上住職の想いを聞かせていただき胸が熱くなりました。住民の皆様はずっとこの仁王門を朝夕見て生活されており、仁王門もずっと地域の方々を見守ってきました。仁王門はここ花園のシンボル、熊本のシンボルです。わたくしたち地域住民も一丸となって恩返ししていきたい。」とお話しされた。

仁王門の改修工事は本年秋より一年を予定している。

岡山　托胎霊夢Tシャツ製作

【岡山】和気町の實成寺の若佐顗臣住職は、檀信徒や未信徒教化のきっかにしようと、仏教的エッセンスのこもったデザインのT－シャツを製作した。仏さまの生涯や仏教が伝えたい説話「ジャータカ」などを引用したものをデザインにリプロダクトすることで、若い世代を中心とした層へ仏教をアピールしていく。第１弾は「托胎霊夢」。摩耶夫人が懐妊を知る際に見た六牙白象を大きくプリントした。

基本はインターネットショッピングサイトBASEにて販売している。3800円＋送料。

愛知名古屋　「愛知一部経読誦会」が一日部経会

【愛知名古屋】「愛知一部経読誦会」は令和３年９月２７日、尾張一宮市法蓮寺を会場に一日で一部経を読誦する「一日部経会」を開催し、会員１４名が参加した。

この会は元々、平成１８年に法蓮寺を会場に月に一度の要品中拍子転読練習会から始まった。

平成２６年には東京神奈川より振屋昌光上人に月に一度参詣下さり、約３年半かけて法華経一部経並びに開結を一々文々でご教授頂いた。

その後、「愛知一部経読誦会」として発足。それから月に一度、愛知県内の寺院で法華経を前四巻、後四巻と半部ずつ読誦している。

今年、身延山で開催予定だった宗祖御降誕８００年慶讚「一部経報恩読誦法要」がコロナウイルス感染症のため順延になったことを受け、愛知部経会として日蓮大聖人の御降誕を慶讚し、新たな一歩を踏み出そうとの強い思いで、法要予定日に「法華経一部読誦法要」を厳修した。

これを機に、参加者を募りながら「一日部経会」を定期的に開催し、いずれは愛知県に於いて全国各地から参集、参拝頂けるような「法華経千部会」の開催を目指す。