全国の通信記事
2016年4月30日号
千葉南 妙盛寺第30世法灯継承式
【千葉南】4月30日、勝浦市佐野妙盛寺で第30世土屋文龍師の法灯継承式が行われ、僧侶檀信徒約150人が参列した。継承式前、文龍師は筆頭総代の鈴木敏郎様宅から妙盛寺まで檀信徒と共に唱題行脚した。
継承式では、辞令伝達の後に土屋文雄前住職より払子が継承された。文龍新住職は奉告文で仏祖三宝へ行学の二道に励み日々精進することを誓われ、文雄前住職への感謝の意とこれから檀信徒の皆さまと共に護寺繁栄させていくことを熱く述べた。
千葉東 銚子市妙福寺の藤祭り
【千葉東】銚子の妙見様 海上山 妙福寺(廣野観匡住職)に於いて東日本大震災復興支援コンサートとして、四月三十日(土)午前十一時からと午後一時から一時間づつ地元のバンド「フォーリング・スターズ」による歌と生演奏が本堂正面でなされた。ルパン三世のテーマ・コーヒールンバ・異邦人・臥龍の藤を讃える歌・東京アンナ・白虎隊・鈴懸けの径・その他多くの曲が演奏された。参拝や藤見物の方々の多くが、椅子やベンチに腰かけて、音楽と藤の香りに癒されておりました。100部のパンフレットがたちまち無くなってしまい、常時数十人の聴衆が演奏に聞き入り、歌詞を口ずさんでいた。
また、四月二十九日(金)午前十時から午後三時半まで千葉科学大学茶道部「澪學会」によるお茶会(野点)が行われ、多くの参拝者が、藤の花を愛でながら心を落ち着かせる一時(ひととき)を過ごしておりました。
ゴールデンウイーク中、四月三十日(土)と五月一日(日) 妙見堂において、読経とともに加持祈祷が日に三回厳修された。申込者の祈願・国家と檀信徒の安泰だけでなく、東日本大震災復興の祈願もされた。さらに、五月一日(日)午後、妙見大菩薩の御神威を街の人々にも受けていただくために、お囃子(おはやし)の鳴り物と共に妙見様をお乗せした神輿が大勢でお寺の外に捧持されました。合わせて、東日本大震災復興祈願のノボリも押し立てて、東日本大震災復興祈願の鉢巻きをした関係者と街の多くの方たちにより震災復興が祈願された。
五月三日(火)13時半から一時間半ほど、東日本大震災復興を祈念して、フルートとピアノのチャリティーコンサートが妙福寺内にある銚子幼稚園の講堂で行われました。曲目は花は咲く・めぐり逢い・情熱大陸・唱歌(春の小川・こいのぼり・夏は来ぬ・村祭り・冬景色・故郷など)その他で、聴衆200人程がフルートの音色に酔いしれていました。間で、東日本大震災の被災者で津波の教訓を後世に伝えるため石碑ではなく、木碑を定期的に建て替えることを実践した少年・吉田君が挨拶をした。現在は銚子市にある千葉科学大学2年生に在学し、震災の時助けてもらった恩返しに消防士になることを決意して銚子にきたそうです。
銚子の妙福寺では今回の行事だけでなく、年中行事の時は東日本大震災復興と被災者の慰霊を行い、一年間に寄せられた浄財を九月に被災地へ住職(廣野観匡住職)が直接届けており、合わせて震災復興の実情を観察して、檀信徒に報告しています。吉田君のことは被災地に行ったおり聞き、銚子に帰ってから千葉科学大学の知り合いの先生に紹介したもらい、チャリティーコンサートで挨拶してもらった。
2016年4月29日号
兵庫北 第49回護法大会開催
【兵庫北】宗務所主催(宮﨑英一宗務所長・豊岡市出石町本高寺住職)の第四49回護法大会が4月29日、養父市ビバホールを会場に開催され、各地より僧侶と檀信徒を合わせて250人が出席した。
午前10時より田邊忠司檀信徒協議会副会長(美方郡新温泉町栄福寺檀家総代)が、開会のことばを述べた後、宮﨑英一宗務所長の発音で、熊本地震の犠牲者の冥福と復興を願ってお題目を三唱し、挨拶が行われ、その後、宿南登檀信徒協義会会長(養父市八鹿町実行寺檀家総代)の挨拶が行われた。
そして、10時20分からは「本当のしあわせ(安穏)とは」?命に合掌? と題して蔵本智宏師(島根県益田市妙法寺住職)の講演が行われた。
蔵本師は、母を亡くした中学生の女の子が助産師になる事を決心した事。山口県岩国商高野球部の足の不自由なマネージャー吉本光佑さんが、甲子園大会でベンチ入りした事。癌を発病した知人の娘さんが、その闘病生活を克服して福祉関係の仕事に就いた事など、「本当のしあわせは、人を喜ばせ・役に立つことに気付き、それを行動に移すこと」と、約一時間半にわたって講演が行われ、会場の檀信徒は熱心に耳を傾けていた。
その後、松村貫昌協議員議長(養父市法華寺住職)の謝辞が述べられ午前の日程が終了した。
昼食をはさんで午後からは、熊本地震の犠牲者の追善菩提を含む法要が行われ、次に寺庭婦人会の皆さんによって宗歌・仏讃歌・和讃が奉唱された。
そして、最後に吉田秀夫檀信徒協議会副会長(朝来市生野町本源寺総代)のあいさつが行われて、午後3時前に閉会した。
なお、今回の大会会場には、熊本地震の義援金箱が設けられ、92,307円の浄財が寄せられた。