全国の通信記事
2023年11月25日号
佐賀 社教会が施設訪問
【佐賀】社会教化事業協会は11月25日、嬉野市の障害者支援施設「第一たちばな学園」を訪問し、入所者にご祈祷をして寄付金を贈呈した。
導師を勤めた森永憲章会長は「お経の力によって皆様が毎日を元気に過ごされますように」と身体健全を祈念した。
また江北町青山会の子供たちが民謡を披露し、美しい声を響かせ会場に花を添えた。施設訪問は毎年社会貢献の一環として行われ、今回コロナ禍により3年ぶりの実施となった。
2023年11月10日号
宮鹿沖 沖縄県伊江島で五段施餓鬼大法要
【宮鹿沖】令和5年11月10日沖縄県伊江島JA農民道場跡地におきまして那覇市法華経寺伊東政浩住職御導師のもと宮崎、鹿児島、沖縄3県修法師6名が集まり五段施餓鬼大法要が開催された。
伊江島は、第2次世界大戦、沖縄戦の縮図され、一坪に砲弾が2発 打ち込まれたと語り継がれるほど、悲惨な歴史がある。伊江島に砲弾が打ち込まれた理由の1つに、 アメリカ兵も驚くほどの立派な飛行場が建設され、 その飛行場を破壊するためにたくさんの砲弾が打ち込まれたと言われている。沖縄県としては4人に1人がお亡くなりになったと言われる第二次世界大戦であったが、伊江島は2人に1人がお亡くなりになった。今回の大法要は町を挙げての開催、施主のAnanthya伊江玲美社長は「現在、沖縄県伊江村のこの地で、未使用の農食廃棄物の活用とバクテリアの発酵技術を利用し、新しいバイオマテリアルの生産に取り組んでいる。ここ伊江島農民道場では、土に変えるナノセルロースという繊維を生産。皮革や石油系品に代わる製品を生産していく授業を計画。この事業が伊江村で新たな雇用を生み、経済成長を促進し、沖縄県の持続可能な発展に貢献。この度、この事業に先立ち、先人の方々と土地へのご挨拶と感謝の思いを込めての大法要をしてくださり感動しました」と挨拶された。
伊江島副村長や町役場の方々、JA支店長をはじめ
町の多くの方々がご参拝され
町あげての大法要のお題目が響きわたり、
伊東住職は「この農民道場跡地で行われた祈りが諸霊の供養、さらには事業の発展、そして伊江島、沖縄全土、日本国、世界で現在起こる紛争へまで届きますよう、慰霊なくして平和なし。立正安国世界平和をお祈りいたします」と締め括った。
2023年11月5日号
福岡 西筑組・海上施餓鬼五十周年記念法要
【福岡】西筑組では、11月5日、日蓮聖人銅像護持教会で、『海上施餓鬼五十周年記念法要』を執り行った。
法要に先立ち、古川龍宏師(糟屋郡法華寺住職)を修法導師に日蓮聖人銅像前で修法が行われ、その後大導師に竹内曜良副長(糟屋郡蓮照寺住職)を迎え、元寇殉難・受難の精霊並びに、各戦役、また海難事故等で犠牲になられたすべての精霊に供養の誠を捧げた。
法要後、休憩を挟み本堂にて、佐賀県多久市を拠点に活動する多久ミュージカルカンパニーによる西ノ原大明神(多久町)にまつわる伝説をミュージカルにした「林姫哀話」が上演された。会場は感動とたくさんの拍手につつまれた。
その後閉式となり、竹内副長は「西筑組海上施餓鬼法要の正確な五十周年は令和3年ですが、コロナ禍で、無参拝法要で執り行わざるをえませんでした。令和5年になり、感染拡大が落ち着きを取り戻しつつあることで本年に記念法要を執り行う運びとなりました。ここに五十周年を迎える事ができましたのは、西筑組門中会寺院歴代各聖・各上人、檀信徒の皆様のご助力によるものと心より感謝申し上げます。」と挨拶をされた。
参加した檀信徒からは、「今回の記念法要は、大変良かった。これからもお上人方と共に供養していきたい。」との声が聞かれた。