全国の通信記事
2016年7月31日号
神奈川2 第十回實相寺寺子屋
【神奈川2】七月三十一日(日)~八月一日(月)に小学生四十三名、中学生以上十名で行われました。今年は天気が予報で良くないため内容w変更しながらの開催でありました。一日目は、農業収穫体験でとうもろこしを収穫し、二日間の食事に使う箸や器を竹細工で作り、夜は御釜や飯ごうで炊飯し、カレーをかけて食べました。食前には、住職から食べ物に対する感謝のお話がありました。翌日は早朝より本堂でお経を大きな声で唱え、住職からは、「命」の大切さの話がありました。朝食、掃除お昼は流しそうめん、賑やかな声が今年も二日間境内を響き渡っていました。また第九回までに参加した、中学生、高校生、大学生になった方々が手伝いに来られ、夜にはそれぞれが一言将来についてなど話され、高校生の話では「夢をみつけ生活して下さい。」「厳しい生活は、宝となります。」
また、「くつのかかとをつぶさないように、かかとは足を守る大事な場所だよ」と言うお話もありました。
と話され、小学生たちは熱心に聞いていました。子どもたちは貴重な一泊二日を過ごしました。
植坂住職は、はやいもので第十回を迎えました。「人数に多い少ない関係なく一寺院一寺子屋ができるようにこれからも続けていきたい」と述べられた。
青森 「第8回わんぱく寺子屋」
【青森】八戸市妙現寺(秋田堯瑛住職)に於いて7月31日(日)、「第8回わんぱく寺子屋」が行われ、青森県内より集まった年少児から中学生までの32名が、日帰りで様々な修行に挑んだ。
開校式では修法祈祷による安全祈願がなされ、初参加の子どもたちは、木剣の音に驚いた様子であった。
午前の部は御題目写経で始まった。今回から園児も写経に挑戦。持ち慣れない筆ペンであったが、ひと筆ずつ丁寧にひらがなの御題目を写経していた。また、小学生以上は「宝塔偈」「欲令衆」の写経にも挑み、全員で御題目写経を納経した。
続いての仏事作法の練習では、実際の仏具を用いて焼香の作法と家庭信行の作法を実習。実習する子どもの向かい側に座り、お参りを受ける立場を体験した子どもからは、「仏さまは何でも見えているんだね。」という感想が聞かれた。
午前の最後は、うちわ太鼓をたたきながら約20分間の唱題修行を行った。最初はバラバラだった太鼓の音が徐々に揃っていった様子に、スタッフは子どもたちのこころの素直さを感じたという。
カレーライスの昼食を挟んで、午後の部は熊本地震で被災した子どもたちへ応援メッセージづくりから再開。熊本県内被災地の現状について説明を受けた後、「自分たちが多くの人の想いに支えられて生きていること、その想いは遠くまで届くこと」を理解して、それぞれが抱いた想いをメッセージカードに書き入れた。
参加した子どもたちの多くは、東日本大震災当時は未就学児であり、園児に至っては生まれる前のことでもある。「震災の風化」という言葉すら聞かれなくなってきた昨今であるが、子どもたちは感じ取った想いをお互いに話し合っている姿が印象的だった。
仏さまのお話を拝聴した後、オリエンテーリング。チームに分かれた子どもたちは、梅雨明けし蒸し暑い中であったが、町内に設けられたチェックポイントを探しながら、元気よくコースを走り回っていた。
閉校式では、仏事作法の練習で学んだ焼香の作法を保護者に披露。落ち着いて丁寧に焼香をする我が子の姿に目を細める保護者がみられた。引き続き、校長先生より修了証が授与され、「来年も来ますか?」という問いかけに対し、子どもたちが「はい!」と大きな声で返事をして第8回わんぱく寺子屋が閉校となった。
2016年7月30日号
熊本 青年会が一日縁日開催
【熊本】熊本県青年会(塩田義照会長)は7月30日(土)に本妙寺(池上正示住職)にて一日縁日を開催した。今年は震災の影響があり、例年通りの林間学校の開催は見送られることとなったが、毎年楽しみにしている子供たちの為、また、震災で遊ぶ機会が減ってしまったご家族の為に代わりに何かできないかと青年会員の声もあり、一日縁日という形で実現した。
開催にあたっては、熊本県青年会と震災後各地各所よりの支援金を基とし、焼き肉、ジュース、かき氷、流しそうめん、射的、スーパーボールすくいと全て食べ放題、遊び放題の縁日が出来上がった。
当日はやはり猛暑となったが、その中でも子供65名、大人34名が参加し、子供も大人もそれぞれが元気いっぱい、和気あいあいと短い時間をいっぱいに楽しんでいた。青年会員やボランティアスタッフも汗だくになりながら縁日を盛り上げていた。
準備期間が少なく、うまくいかなかったところも多かったと反省点はあったようだが、何より子供たちをはじめ、参加した方々皆の笑顔が見え、開催した青年会員が充実した顔をしていたのが印象的だった。