全国の通信記事
2024年7月9日号
大阪市 社教会が研修会
【大阪市】7月9日、大阪市社会教化事業協会主催の令和6年度第1回研修会が大阪市社会福祉会館において開催された。教師・檀信徒・一般含め50人の参加があり「地震発生時にいかに生きるか」をテーマに第1講 大阪市消防局中央消防署の河上崇志氏、第2講 大阪市中央区役所防災及び災害対策担当の園田優次氏のお2人による講義があった。
第1講は消防という立場から、様々な救援の現場での経験に基づいた貴重な内容であった。第2講は、地震が起こった際に自分や家族の身を守るための具体的な行動を学んだ。
大きな地震発生時には火災のリスクは非常に高く、これまでも多くの大規模火災が発生した。どんな火災であっても炎が小さいうちは消せるが、燃焼が大きくなると消化が間に合わず大変な災害となる。有事は自分に起こると考え、防災を学び、訓練し、後世に伝えることで少しでも減災へと繋げることが大切である。また、通電火災も多いので、震災時に屋外避難する前にはブレーカーを遮断することを忘れてはならないことを学んだ。
防災対策に100点満点はなく、状況によってとっさの判断が求められ、普段から訓練していないと出来ない。先ず身の安全の確保が肝要で、体勢を低くうずくまり、頭を守り、慌てて行動しないことが基本である。非常用トイレの実演もあり、防災の知識と備えがいかに大切か、学びの多い研修会となった。
2024年7月3日号
山口 護法統一信行
【山口】宗務所主催の第49回山口県護法統一信行が7月3日、湯田温泉セントコア山口にて開催された。
檀信徒・教師合わせて135人が参加した。
午前中は寺庭婦人会による法華和讃・法要(能登半島地震の慰霊含む)が行われた。
昼食時には寺庭婦人会によるバザーや日蓮宗新聞社の商品の担当教師による販売が行われ沢山の参加者が購入された。
午後より参加者全員が記入した「いのりの散華」の開眼法要・大衆法楽が行われその後、吉田憲由僧正を講師に招いて{親子を繋ぐお題目}~心に落書きをするな~の講演が行われ。ご自分の経験された事を楽しく話されながらお題目との御縁やお題目をお唱えする大切さを説かれた。参加者は講師の話に聞き入っていた。最後に青年布教研究会による万燈講の披露後、参加者も着席にて参加し軽快で楽しい雰囲気に笑顔が溢れた。
閉会時には事前に参加者に渡していた番号を使って「くじ」が行われ会場が盛り上がった。閉会後に回収したアンケートには「熱意を感じた統一信行でした」「法楽加持や被災地への思いに感動した」「初めて息子と参加して有意義な時間を過ごした」など沢山の言葉を頂いた。
帰り際に沢山の参加者より「楽しかった。来年も元気で参加するね。」と言う声が沢山聞かれた。
大阪豊能 豊能立正身延会が移動研修
【大阪豊能】中央檀信徒研修道場修了者を中心に組織される豊能立正身延会の年に一度の移動研修が、7月3日に行われ、僧侶檀信徒36人が兵庫県たつの市常照寺を参拝した。法見言上の後、谷口慈修住職から慶長初年(1600年)頃に大法院日周上人により開創されたことなどの縁起説明を受けた。
また、甲子招福大黒天が祀られており、その親大黒を模し、撫で大黒として本堂外に祀られている。
参加者らは各々その撫で大黒様を撫で祈願し、檀家と寺の安寧を願う住職の思いを感じた研修となった。