全国の通信記事
2025年7月9日号
岐阜 岐阜空襲80年慰霊法要
【岐阜】岐阜市円経寺(渡邉 泰秀住職)にて7月9日、戦後80年、岐阜空襲から80年の節目を迎え慰霊法要が厳修された。主催は日蓮宗岐阜県宗務所で、戦災で命を落とした多くの犠牲者を追悼し、平和への祈りを捧げた。
当日は午後3時より法要が行われ、参列者が焼香、祈りをささげた。合わせて、岐阜県青年会による慰霊行脚も実施され、市内にお題目の声が響き渡った。
岐阜空襲は1945年7月9日深夜から未明にかけて行われ、市中心部を中心に約900人が犠牲となったとされる。岐阜県宗務所渡邉所長は「節目の年を迎え、平和の尊さを改めて見つめ直す機会にしてほしい」と語った。
2025年7月5日号
大阪市 檀信徒協議会総会
【大阪市】7月5日、大阪市宗務事務所法務室において令和7年度檀信徒協議会総会が開催された。午後4時より下土井龍永宗務所長による法味言上、続いて令和6年度事業・会計報告並びに令和7年度事業・予算審議を行い可決された。全国檀信徒協議会副会長でもある武田家治会長は全国檀信徒協議会の動向報告と共に、宗門の応援団を旗印に宗祖750遠忌に向け各家庭において次世代への信仰相続の大切さを熱く語り、大阪市檀信徒協議会の諸活動に一層の参加協力を呼び掛けた。
また同日、午後5時半より毎年8月26日に行われる大阪市無形民俗文化財 伝法正蓮寺川施餓鬼参拝会の打合せを行った。
終了後は席を移し会員相互の懇親を深め、和気藹々とした雰囲気の中、閉会を迎えた。
2025年7月4日号
高知 高知大空襲追善慰霊行脚
【高知】第二次世界大戦中に400人以上が犠牲となった高知大空襲から7月4日で80年となり、宗務所(齊藤隨理所長)による追善慰霊行脚が高知市で行われた。管内教師8名が参加し、戦没者の慰霊と共に、立正安国・世界平和への誓いを新たにした。
米軍機による高知市への空襲は計7回、そのうち最も被害が大きく及んだのがこの日の「高知大空襲」である。高知市筆山町の要法寺(橋田文妙住職)の境内は、空襲犠牲者の遺体安置所となり、多くの約半数の遺体が運び込まれたと伝わる。
行脚隊は午前8時30分に要法寺を出発し、寺のすぐ近くを流れる鏡川沿いに建てられた平和祈念の碑を訪れた。市主催の慰霊祭の開催に先立ち、齊藤所長導師のもと読経唱題を捧げた。
四国地方は今年、観測史上最も早い梅雨明けが報じられ、朝から気温30度を超える真夏日となった。参加した教師は一様に汗を流しながら、団扇太鼓の打ち鳴らしながら、お題目を声高らかに唱え練り歩いた。