全国の通信記事
2024年3月30日号
山梨2 七面山北参道整備
【山梨2】布教師会は、3月30日、七面山北参道整備の奉仕作業を実施した。七面山では、コロナ禍により参拝者が減少し、北参道を通る人が少なくなったため、落石や落ち葉などが増え参道が歩きづらくなっていた。
管内寺院の多くが七面大明神を勧請し、ご守護していただいていること、また、管内の二ヶ寺が、七面山奥の院の別当を交代で行なっていることから、「三宝給仕、道場荘厳」を実施しようと企画した。
当日は天気に恵まれ、布教師会員有志9名が参加。七面大明神に神恩感謝しながら、参拝者が安全に参拝できるよう、心を込めて、参道の落石や枯れ草、落ち葉等を除去しながら参道を整備した。
広島 常國寺二引両桜まつり
【広島】三月三十日、三十一日に広島県福山市宗門史跡常國寺にて「常國寺二引両桜まつり」が開催され、二日間で県内外から約四百二十名の参加があった。
本堂では、寺宝である室町幕府最後の将軍・足利義昭公ゆかりの品の特別公開と、「琴・三味線・琵琶」の邦楽演奏が行われた。客殿では、表千家・裏千家・上田宗箇流の三流派による茶会が開かれた。
翌四月十三日から十五日には、法華経読誦漸読千部会が営まれた。天童音楽法要では、小学校新一年生を中心に十二人の天童が出仕し、お釈迦様に甘茶をかけ、花・灯明をお供えした。
法要の終わりに、参列者全員で「世界平和祈願」と「能登半島地震早期復興祈願」をお唱えした。
常國寺では、一人でも多くの方にお題目のご縁を結んでいる。
2024年3月29日号
佐賀 人権研修会
【佐賀】武雄市円満寺は3月29日、宗務院と佐賀県宗務所共催で差別戒名について研修会を開催し、宗務院より人権推進委員と管内の教師寺庭婦人30名程が参加した。
同寺では浄土宗より授与された差別戒名を改号し、宗務院と行政と一体となって墓石を取りまとめ供養塔を建立し菩提を弔ってきた。
研修に先立ち法要が営まれ、市役所職員や関係者が参列し法味を捧げた。
講師を務めた池永英寛住職は差別墓石について昭和63年より取り組んできた経緯を語たり参加者は熱心に耳を傾けた。
結びに「これまで沢山の方々のご協力のおかげで事業を円成することができた」と感謝の言葉を述べた。
研修後は多数の質問が飛び、有意義な意見交換の場となった。
奇しくも同日は供養塔建立開眼日(平成6年3月29日)より30年の節目に当たり不思議なご縁を感じる1日となった。