全国の通信記事
2024年4月10日号
静岡中・能登半島地震慰霊法要と復興祈願
【静岡中】 山静教区修法師会主催の能登半島地震発生壱百日災害犠牲萬霊位供養と被災地早期復興復旧祈願が4月10日、富士市霊跡本山岩本実相寺(小松日祐貫首)で営まれた。能登半島地震発生より壱百日にあたるこの日、災害犠牲萬霊位供養、並びに復興祈願法要を奉修し、山静教区修法師約60名の出仕と実相寺檀信徒参列の元、慰霊と復興に祈りを捧げた。
法要の中で小松貫首は「私達僧侶はこのような大きな災害が起きないように日々お経を読みますが、自然界の力は我々の力より想像以上に強い。どうしても何かが起きてしまう。一生懸命に起きないように祈っても起きてしまう。しかしながら日蓮大聖人のご加護によりもっと大きかったであろう難が少しでも通じて大難は小難、小難は無難となるよう祈る日々でございます。本日は百日の行を積まれた皆様にこの後も読経御祈願をして頂けることは住職としても大変有難いことです。」と挨拶を述べられた。
続いて山静教区修法師会を代表して、山梨県第1部修法師会、松本学尭会長より日蓮宗宗務院、川久保光隆教務部長へと義援金が委託された。その後、寿量品の転読と御宝前修法が行われ、被災地早期復興復旧祈願が厳修され被災者の心の安穏を祈った。
また引き続き寿量品転読を行い、参列した檀信徒に大衆法楽加持を行った。静岡県中部修法師会、黒﨑政秀会長は挨拶の中で「本日は日蓮大聖人が『立正安国論』をお書きになられた実相寺様をお借りいたしまして、慰霊法要、復興祈願の読経をさせて頂きました。お題目の功徳、計り知れないものがございます。出仕頂いた皆様の法力、気力、経力が能登半島まで届いたと思います。1日も早い復興を祈ります。」と力強く訴えた。
2024年3月23日号
静岡中部:感應寺第52世・伊藤通明上人遷化
【静岡中】令和6年3月23日、常住山感應寺第52世、伊藤通明猊下が遷化した。世寿101歳。法号は智顕院日浄上人。
伊藤通明猊下は1924(大正13)年生まれ。立正大学卒。静岡県中部宗務所所長(3期)、宗会議員(4期)などを経て平成2年に日蓮宗宗務総長、同10年日蓮宗顧問、同11年身延山久遠寺総務に就任し、宗門の発展と総本山の格護に尽力した。
宗外においても社会活動を長きに渡り貢献。
静岡市仏教会顧問、県宗教者懇話会初代会長、静岡刑務所教誨師、私立てるみ幼稚園園長ならびに終生名誉会長、駿河国奨学資金会理事長、保護司などを務め、天皇賜杯受杯、菅長表彰、法務大臣表彰など功績多数。
通夜式は感應寺本堂において正干与藤枝大慶寺大場唯央住職を導師に28日に近親者で営まれた。翌日の荼毘式では田中恵紳宗務総長をはじめ本山貫首、祖山要職の面々が遺徳を偲んだ。上人の長年に渡る法臈と宗門運動や布教伝道、社会教化、伽藍護持を讃えるかのようにお題目が響き渡る中、雨が止み晴れ間さしての出棺となった。
なお本葬儀は未定。
2024年3月21日号
静岡中 被災地支援チャリティー御首題
【静岡中】令和6年(2024)1月1日、能登地方を震源とする地震が起こり、多くの人々が甚大な被害を受けた。この困難な状況に立ち向かうため、静岡県中部青年五明会と和党会が共同で協力し、被災者支援のためのチャリティー御首題の授与を行っている。
静岡中部青年五明会は、被災地での復興支援を目指してこの企画を立ち上げ、和党会と協力して被災者を全力で支援している。
御首題でお預かりした志納金は全額が寄付され、その使途は被災地への支援に充てられる。このチャリティー御首題によって集まる資金で被災地の復興において微力ながら力になればと思う。
チャリティー御首題協賛寺院
静岡中部青年五明会
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和党会
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