全国の通信記事
2024年9月30日号
福島 和讃振興会講習会
【福島】令和六年九月三十日福島県会津若松市、浄光寺にて福島県日蓮宗和讃振興会主催、令和六年度和讃講習会が開催された。
全国和讃連絡協議会会長、青森県栄昌寺住職田端義宏講師の下、福島県日蓮宗宗務所所長、氏家輝明上人を初め管内有縁の各上人とともに二十五名の会員が和讃の講習を受けた。
コロナ禍以来五年ぶりの講習会となり『初心に還って和讃に向き合う』ことを念頭に、新和讃の奉唱、太鼓の持ち方・打ち方、所作の講習を受けた。
「和讃はただ口にするだけでは不十分。一期一会の心を以って奉唱すること」
「信心、精進、素直、和合心の四つを意識し和讃に取り組むこと」
「人は立ち振る舞いよって神仏にも鬼にもなるが故に、所作には心を込めること」などの心構えを今一度意識する講習となった。
会員は久しぶりの会員同士の再会に喜び、和讃奉唱への意義を再確認しあい、穏やかながら力強い和讃が堂内に響き渡った。
島根 社教会が彼岸法要
【島根】日蓮宗島根県社会教化事業協会(堀江禎正会長)が9月30日、「島根あさひ社会復帰促進センター秋季彼岸会法要」を開催した。会場は同地(浜田市旭町)施設内。管内教師10名が出仕し同施設職員・受刑者約200名参列のもと彼岸回向と罪障消滅祈願祈祷を行った。
教誨師でもある堀江会長堀江会長は、「この法要が受刑者の更生の一助になればと」願いを込めて語った。
富山 青年会が唱題行脚
【富山】9月30日、富山県日青会(高野照啓会長)は御会式に際する唱題行脚を奉行した。青年僧8名は滑川市長福寺近の正文修住職が管理し上市町柿沢地区にある番神堂にて檀信徒と法味言上の後出発した。秋晴れの中、檀信徒の案内のもと大きな唱題の声と力強い太鼓の音を街中に響かせ、道中にあるお題目の石塔や、葬儀ホールで法味言上を行いながらその周辺を歩き唱題行脚は無事に円成した。