全国の通信記事
2024年6月21日号
福井北 千か寺目指して
【福井北】千か寺参りを目指しているのは、福井市妙長寺(山内是正住職)檀徒、辻英憲氏。令和5年10月から休日を利用して自家用車で本山を中心に全国のお寺を巡り、6月21日現在、220余か寺を参拝した。
クレーンでの作業中、不思議な体験で危険から救われたことから、神仏の御守護を深く感じるようになったという。そして、先祖の改宗のきっかけとなった南越前町歓喜寺の青木正憲院首の強い勧めと行衣・御首題帳揮毫などの後押しもあって、千か寺参りを決意したという。
参拝に際しては、宗務院の運営するスマートフォンアプリ「合掌の証」を使用し、お寺の所在地へのナビなどに大いに活用している。「日頃から理解して送り出してくれる妻や家族のために、「合掌の証」の「参るポイント」を貯めて、宿坊のペア宿泊券を手に入れて一緒に行きたい。」と語ってくれた。
2024年6月16日号
大阪市 本長寺Special Jazz Live
【大阪市】令和6年6月16日、午後3時より、大阪市本長寺にて恒川裕子さんを偲んで、Special Jazz Liveが開催された。
恒川裕子さんは、本長寺の瀬川和久住職と大阪府立高津高校の同窓生で、東京芸術大学ピアノ科を卒業。ワイマール・リスト音楽院、ウイーン国立音楽大学、スイス・ヴゥヴェイなどの音楽セミナーに参加。コンサートに出演。ロシア、サンクトペテルブルクの日本大使館、ロシア大使館主催のコンサートに出演。元四天王寺大学教授、大阪音楽大学、大阪教育大学等の講師をつとめる。
約10年前、大阪中津に音楽サロン&ギャラリー、LeNuvole(レ・ヌーボレ)を創設し、後進の若きピアニストの発表の場を提供してきた。
令和3年1月3日住職と久し振りに再会したが、少々の異変に気付き受診を勧めた所、膵臓癌(第4期)と判明し、令和5年8月28日、72歳の生涯を閉じた。癌を発見してから、住職が病院の相談や保証人をつとめ、精神的にフォローをし、死後の相談にも乗る内、亡き夫の禅宗、自分の両親の真宗から日蓮宗に改宗し、葬儀等を住職に一任し、墓を本長寺に建立して、永代供養することとなった。経営していたLeNuvoleは、住職が引き継ぎ、愛用の世界の名器、スタンェイのグランドピアノのうち、一台を本長寺に、もう一台を身延山久遠寺に奉納することになった。
今回ピアノを演奏したのは、高津高校の先輩でもある大塚善章さん。2015年には世界最高齢バンドとしてギネスブックに認定されてもいる、今年90歳とは思えぬ矍鑠とした演奏を披露された。バイオリンは長野昭子さん、ベースは岩田晶さん。
計15曲を満員のお堂の中に響き渡らせた。
東京北 管区伝道企画会議
【東京北】6月16日(日)、谷中大行寺(荒居稔宣住職)において令和6年度管区伝道企画会議が、宗務所所長・宗会議員・伝道担当事務長・宗務担当事務長・広報委員長・五会代表・参事・書記局員・通信員・伝道事務局員・広報委員の合計35名出席で開催された。
始めに、荒居宗務所所長から挨拶を頂戴した。引き続き、渡邉彰良宗会議員より現状の宗政について説明を頂戴した。引き続き、宗務院よりお越しいただいた伝道部伝道企画課長の太田順祥上人より宗門の長期布教方針となる「いのちの合掌」について今一度、その内容についてご説明を賜わった。また、日蓮宗といえば「いのちに合掌」といったことが世の中に浸透するような布教を教師一人一人が取り組んでいくようお願いがあった。その後、令和6年度管区伝道企画会議討議項目である、①葬儀や法事に関する問題点や課題について話し合ってください。また、その解決策があればご提示してください。②葬儀や法事において、何か工夫していること、是非行った方が良いと思うことがあれば教えてください。③日蓮宗の強みと弱み。以上3点に関して討議され各聖より様々なご意見を頂戴した。
結びに荒居宗務所所長の発音にて玄題三唱し無事閉会となった。東京都北部では今回の管区伝道企画会議をはじめ管内教師大会や宗政懇談会を開催し、宗会議員より現今の宗政の説明と管内教師の意見交換の場を設け、管内和合の一助となっていることから、今後も大切な場として様々な会議、活動が執り行われることを切望する。