全国の通信記事
2023年10月31日号
愛知三河 人形供養~大切な思い出~
【愛知三河】豊橋市大法寺で十月三十一日、三河声明師会主催の【人形供養】が行われました。
天候にも恵まれ、大法寺境内にて、石橋宗昇上人を御導師に迎え、三河声明師会所属の三河日蓮宗僧侶四名と共に厳修されました。
三河各地よりお預かりした、雛人形や五月人形、ぬいぐるみ、古くなった位牌や小仏壇。読経、お清め、祈祷と抜魂報恩の法要を勤めました。
三河声明師会会長 林海靖上人(豊田市妙見寺住職)は「色んな思いがこもっているが故に、気軽に捨てることが出来ないものが誰にでもある。捨てる為の人形供養ではなく、気持ちよくお別れができる場にしたい。来年も開催を予定している。」と語った。
神奈川2 檀信徒信行講習会
【神奈川2】10月31日に宗務所並びに檀信徒協議会主催の檀信徒信行講習会を藤沢市・霊跡本山龍口寺(本間日恩貫首)において開催し、僧侶檀信徒約220人が参加した。法華和讃会の奉詠に続き開会式を行った。講演は服部功志師(常立寺住職)により「旧統一教会問題について」と題し行った。服部師は「この問題を他人事としてではなく、自らの問題として捉える必要がある。カルト教団は巧みに近づいてくる。普段より法事や墓参などを通し伝統宗教と触れあい、カルト教団などに違和感を感じる下地を作っておくことも大事である。」と話した。その後、鈴木克満師(蓮華寺内)による三味線の弾き語りがあり、心地よい音色が堂内に響き渡った。最後に佐野前明師(孝性寺住職)による高座説教を行った。臨場感あふれる龍口法難の首ノ座の繰り弁に参加者は聴き入った。閉会式では修法師会の大衆法楽を行い講習会は閉会した。
徳島 佐伯明彦上人本葬儀
【徳島】徳島市壽量寺(佐伯知彦住職)にて、前住職、第二十世佐伯明彦上人の遷化にともない、本葬儀式が十月三十一日に執り行われた。佐伯明彦上人は十月二十八日遷化。世壽七十一歳。法号は福壽院日遊上人。様々な布教に努められた上人は、日蓮宗徳島県宗務所長、徳島市仏教会会長、徳島県仏教会副会長など要職を歴任。その間、壽量寺本堂、境内、墓地の大改修、更には永代供養墓を建立。宗外においては徳島県社会福祉協議会事務局長として幾度と社会福祉全国大会を開催し、社会福祉事業功労賞受賞。退任後も第三者評議員を務め、長年、県内外の社会福祉に貢献されていた。