全国の通信記事
2020年4月30日号
岡山 「お自我偈チャレンジ」
【岡山】岡山県布教師会では今年度より「お自我偈チャレンジ」と題した写経企画を立ち上げた。新型コロナウイルス感染症拡大にともないお寺へお参りすることも難しくなっている中、手軽に写経に親しんでもらえるよう鉛筆やボールペンでお自我偈を敷き写しできる原稿用紙型写経用紙を新たに作成した。
藤田玄祐布教師会会長は「写経を通して信仰に安らぎや救いを見いだしていただくとともに、繰り返し写経を行うことによって文字としてお自我偈を覚えていただくことも『お自我偈チャレンジ』の目的の一つです」と語る。将来的には岡山県布教師会独自に問題を作成し、檀信徒対象に「お自我偈検定チャレンジ」を実施することも目指している。「家の中で過ごすことが増える今こそ、目標を持って写経に取り組んでいただければありがたいことです」と語る。
2020年4月29日号
大阪市 第767回 立教開宗慶讃大法要
【大阪市】今年の立教開宗慶讃大法要は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態発令の為、中止を余儀なくされた。例年であれば聖徳太子の御廟のある磯長 叡福寺において僧俗併せて150人以上の人々が集い、法話や法要を執り行うのだが、本年、初めての中止の発表となった。しかし、4月29日午前10時より叡福寺の日蓮大聖人顕彰宝塔前に於いて神谷行俊宗務所長をはじめとし、顕彰宝塔建立に歴代がご尽力頂きました本傳寺様、協議員副議長、宗務所役員、あわせて9名出仕のもと立教開宗慶讃法要が執り行われた。読経中、顕彰宝塔と納経塚にて焼香し、回向文では立教開宗の回向の後、新型コロナウイルス疫病病魔得度退散、並びに感染者の当病平癒 早期回復、医療従事者等 所々に関わる面々の身体健全、更に疫病病魔に罹り命終の各霊位の即身成仏仏果増進の祈りを捧げた。また、太子廟前にては、日本において仏教の興隆につとめられ、なかでも日本最古の肉筆遺品である法華経の注釈書『法華義疏』を著され、来年壱千四百年の御遠忌を迎えられる聖徳太子への回向が手向けられた。
2020年4月28日号
名古屋・青年会で同時刻に祈りを発信
【愛知県名古屋市】令和二年四月二十八日、日蓮宗名古屋青年会(妙親寺内 服部洋介会長)は、宗祖である日蓮聖人の御聖日「立教開宗会」に行う「新型コロナウイルス早期終息祈念」を起案し、全国各地で正午より一分間の祈りが捧げられた。
新型コロナウイルス感染症の終息がみえない今、三蜜を避けるために集まることはできないが、同じ時間に同じ思いで祈ることはできるとの発案から始まった今回の祈り。約一週間前にラインやフェイスブックといったSNS等を使い、僧侶だけでなく、檀信徒やその他多くの人に向けて発信し幅広く拡散され、同時刻に様々な場所で祈りが捧げられた。
この祈りにより、新型コロナウイルス感染症が終息に向かい、一日も早く皆様が安心して暮らせる日常に戻ることをご祈念申し上げます。