2020年4月29日
大阪市 第767回 立教開宗慶讃大法要
【大阪市】今年の立教開宗慶讃大法要は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態発令の為、中止を余儀なくされた。例年であれば聖徳太子の御廟のある磯長 叡福寺において僧俗併せて150人以上の人々が集い、法話や法要を執り行うのだが、本年、初めての中止の発表となった。しかし、4月29日午前10時より叡福寺の日蓮大聖人顕彰宝塔前に於いて神谷行俊宗務所長をはじめとし、顕彰宝塔建立に歴代がご尽力頂きました本傳寺様、協議員副議長、宗務所役員、あわせて9名出仕のもと立教開宗慶讃法要が執り行われた。読経中、顕彰宝塔と納経塚にて焼香し、回向文では立教開宗の回向の後、新型コロナウイルス疫病病魔得度退散、並びに感染者の当病平癒 早期回復、医療従事者等 所々に関わる面々の身体健全、更に疫病病魔に罹り命終の各霊位の即身成仏仏果増進の祈りを捧げた。また、太子廟前にては、日本において仏教の興隆につとめられ、なかでも日本最古の肉筆遺品である法華経の注釈書『法華義疏』を著され、来年壱千四百年の御遠忌を迎えられる聖徳太子への回向が手向けられた。