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2023年11月30日号
東京東 4年ぶりに[信行の集い]
【東京東】令和5年11月30日、墨田区法恩寺(鈴木貫元住職)にて、東京都東部宗務所、並びに東京東部伝道センター主催の「檀信徒 信行の集い」が執り行われ、教師と檀信徒を併せて130名が参列した。
「信行の集い」は午前10時に開会、鈴木貫元宗務所長が挨拶し4年ぶりに開催できたことを感謝すると共に、ロシアのウクライナ軍事侵攻にも触れ、皆で一緒に世界平和を祈りたいと檀信徒たちに語りかけた。
「いのちに合掌 平河山法恩寺 江戸十大祖師特別開帳 立正安国世界平和音楽大法要」と題して執り行われた法要は、布施慈宣宗務所副長ら雅楽師3名が荘厳な初楽を奏でて始まり、導師を務めた鈴木貫元宗務所長を筆頭に東京東部管内教師20名が出仕した。平和への願いを込め、大勢の檀信徒と教師たちが1つとなって唱えた御題目の声が堂外に響き渡った。
法要後は、ウクライナの伝統楽器「バンドゥーラ」の奏者で歌手のカテリーナさんによるウクライナ支援コンサートが行われた。ウクライナ民謡など10曲以上を弾き語り、最後には会場内の全員で日本の童謡「故郷」を合唱した。カテリーナさんの祖国への思いも通じ、檀信徒たちからの支援金は約48万円にものぼった
昼食を挟んで午後は、阿部泰雄東京東部布教師会会長による法話がなされ、但行礼拝や開目抄の1節を紹介しながら、敵も味方もなく、縁で繋がった皆が敬いの心を持って助け合い、現世で共に仏道を成ずることが大切だと説かれた。
そして最後に、東京東部修法師会から外山寛実修法師会会長をはじめ15名の修法師による大祈祷会が行われ、参列者の無事息災を祈願して幕を閉じた。
参列した檀信徒からは、「立派で迫力ある法要や祈祷会に参列できて嬉しかった」「平和を願う気持ちが強まった、自分にできる事を考えたい」等の声が聞かれた。
大阪市布教師会で教師研修会
【大阪市】布教師会による令和5年度 教師研修会が大阪府社会福祉会館にて午後1時~午後5時まで開かれ、管内外から50名の参加があった。日蓮宗専任布教師・日蓮宗布教専修師・勧学院 嗣学職である大阪市中央区寶泉寺住職の村尾泰孝師を講師に迎え『日蓮聖人の法華経観』というテーマで行われた。「布教師たる以前に、日蓮聖人の信者であれ。法華経、日蓮聖人のファンであれ」との想いを熱く語られ、日蓮聖人の歴史的認識と信仰的認識を紹介され、信仰的認識の大切さをご教示頂いた。また、釈尊の一代仏教の基本を詳細かつ簡潔に講義頂いた。85分の講義を二講であったが、我々教師がどのような想い、覚悟で教学に励まなければならないか、あらためて思い直す機会となり、非常に有意義な時間であった。
2023年11月29日号
富山 歳末唱題行脚
【富山】11月29日、富山県日青会(櫻栄優一会長)は歳末唱題行脚を奉行した。青年僧10名は南砺市法乗寺(谷川寛俊代務住職)にて檀信徒と法味言上の後、冷たい雨風が吹く中、大きな唱題の声と力強い太鼓の音を街中に響かせ、3km先にある七面堂とその周辺を唱題行脚した。
地域の水神様として祀られている七面堂で一読の後は不思議と雨風は止み、無事に法乗寺まで唱題行脚を終えることができ、待っていた檀信徒共に笑顔で歳末唱題行脚の無事円成となった。