全国の通信記事
2024年3月28日号
東京西 小説家泉鏡花改葬法要
【東京西】3月28日(木)10時半から新宿区圓福寺(住職長亮達師)に於いて、泉鏡花(1873-1939)の改葬法要が執り行われた。
泉鏡花は日本の小説家で明治後期から昭和初期にかけて小説のほか、戯曲や俳句も手がけた。代表作は「高野聖」、「婦系図」、「歌行燈」などがある。
圓福寺とは夫人のすず氏が23世長亮静師に帰依して信徒となった頃から始まる。当時の圓福寺の墓地は杉並区にあったが、鏡花は都立雑司ヶ谷霊園に埋葬された。墓地継承者の岡本卓三氏(泉鏡花の親戚)は、同霊園では継承者がいなくなると石碑等は撤去されることを知る。お墓を残すために泉家の菩提寺であった25世長亮正師に相談した末に、圓福寺が境内地を拡張してつくった墓地に雑司ヶ谷霊園から石碑を移転し、改葬をすることとなった。
参列された岡本氏からは「菩提寺である圓福寺にお墓を移せたことが何より嬉しい、戻るべき場所に戻ってきた。」などの声が聞かれた。
2023年12月5日号
東京西 「お寺の掲示板大賞」に妙円寺住職本間大智師
【東京西】12月5日、仏教伝道協会主催、お寺の掲示板を表彰する「輝け!お寺の掲示板大賞2023」の受賞作品が発表された。全国寺院の掲示板の標語をSNSに投稿してもらい、ありがたさやインパクトなどで賞を決める企画である。今回過去最多の4107作品が寄せられた。今年の仏教伝道協会大賞には、妙円寺住職本間大智師(東京都渋谷区)の「ことばだけ立派な者は敵である 釈尊」に決定した。この言葉は『シンガーラ青年への教戒』というお経にあるもの。
本間師によると「行動と言葉がかけ離れてしまうことは誰でもありますが、仏教はその人が何をしているかという事を重要視します。行動と言葉の乖離には極力気を付けたいと思います。自分への戒めのつもりでこの言葉を選び掲示しました。」とのこと。
2023年11月22日号
東京西 檀信徒輪番奉仕団参
【東京西】「いのちに合掌」布教方針のもと、東京都西部宗務所(浅井所長)は11月22日に日蓮大聖人身延山御入山七五〇年慶讃檀信徒輪番奉仕団参を行い、僧侶檀信徒180名が参加した。早朝に、新宿・池袋・八王子の3地域よりバスで出発し、一路身延山久遠寺へ。大本堂にて豊田布教部長より委嘱を受けた後、輪番奉仕法要が行われた。大導師に東京都西部宗務所長浅井信英師を迎え、司会には布教師会長、出座に声明師会、修法師会と総勢50名の教師による大法要となった。法要後、御真骨堂参拝し、参道を散策して帰路についた。参加された檀信徒の方は「普段では入ることのできない大本堂の内陣、大人数での迫力のある法要に感動した」と述べられた。