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2024年3月28日
東京西 小説家泉鏡花改葬法要
【東京西】3月28日(木)10時半から新宿区圓福寺(住職長亮達師)に於いて、泉鏡花(1873-1939)の改葬法要が執り行われた。
泉鏡花は日本の小説家で明治後期から昭和初期にかけて小説のほか、戯曲や俳句も手がけた。代表作は「高野聖」、「婦系図」、「歌行燈」などがある。
圓福寺とは夫人のすず氏が23世長亮静師に帰依して信徒となった頃から始まる。当時の圓福寺の墓地は杉並区にあったが、鏡花は都立雑司ヶ谷霊園に埋葬された。墓地継承者の岡本卓三氏(泉鏡花の親戚)は、同霊園では継承者がいなくなると石碑等は撤去されることを知る。お墓を残すために泉家の菩提寺であった25世長亮正師に相談した末に、圓福寺が境内地を拡張してつくった墓地に雑司ヶ谷霊園から石碑を移転し、改葬をすることとなった。
参列された岡本氏からは「菩提寺である圓福寺にお墓を移せたことが何より嬉しい、戻るべき場所に戻ってきた。」などの声が聞かれた。