全国の通信記事
2023年11月26日号
静岡中 「高座バトル」
【静岡中】藤枝市大慶寺(大場唯央住職)にて「高座バトル」が11月26日に開催された。明治初期に作られた高座の下、日本人の生活や心に深く根付く 「説法」と「落語」を同時に聴く人気の企画で、藤枝市の東海道界隈での交流体験イベント「みちゆかし」の企画の一環として午前午後の2部共に当日券が完売となる盛況であった。今回「新」と「真」をテーマに藤枝出身の落語家で真打ちの古今亭志ん好師匠、同じく真打ちの弁財亭和泉師匠が落語の説者となり、法話には御殿場市の日蓮宗感應寺天田真寛上人、藤枝市の浄土宗正定寺神尾公洋上人が登壇し「新作落語(冷蔵庫の光)」「温故知新」「是真仏子」「真田小僧」を各々が披露し聴衆を楽しませた。
2023年11月20日号
静岡中 車返結社でお会式法要
【静岡中】宗務所(塚本智秀所長)は11月20日、宗門史跡「車返結社」にて「お会式法要」を宗務所職員と地域の護持世話人を合わせた20名と共に営んだ。
車返結社は鎌倉から身延山への道中にある霊跡であり、宗門に史跡認定されている日蓮聖人ゆかりの聖地。
地元の他宗の方たちが、法要を行う特別な日だけ「一日法華」となって護持してきたという特殊な歴史をもつ。
法要後に塚本所長は世話人の日頃の護持丹精に感謝を述べられ、また日蓮聖人の遺徳をしのび、聖人の教え・法華経の教えを後世に繋げていく重要性を語られた。
2023年11月14日号
山梨3 護法団参
【山梨3】宗務所(岡本正富所長)と檀信徒協議会(金丸忠仁会長)が11月14日、15日1泊2日で護法団参を行った。
新型コロナウイルスの影響により、令和2年度の護法団参から毎年中止を余儀なくされてきたが、5類移行措置が取られたことで久しぶりの開催に至った。檀信徒、教師合わせて87名の参加者が集まり、バス3台で静岡県浜松市東区天竜川町の長光山妙恩寺(山澤英伸住職)、愛知県名古屋市昭和区駒方町の大乗山法音寺(鈴木正修住職)を参拝した。
妙恩寺は九老僧の一人、日像上人が開いた古刹で、大河ドラマでも話題の徳川家康ゆかりの寺である。山澤住職から遠州の法華信仰と題して、寺の開山から徳川家とのつながりまで、時折笑いを交えながら説明を受けた。さらに山澤住職のご厚意により、日蓮聖人御真筆の曼荼羅をはじめ、貴重な寺宝も公開され、参加者らは食い入るように見学していた。
法音寺は明治42年、始祖・杉山辰子先生が仏教感化救済会を創設されたことに始まり、社会福祉法人を運営する寺でもある。鈴木住職からは法音寺の運営理念、寺として社会福祉活動に注力するきっかけと熱意を丁寧に説明頂いた。
参加者からは「歴史も趣も違う寺に参拝できたことが良い経験になった」「久しぶりの開催を心待ちにしていた。またみんなで参拝ができて嬉しい」などの声が聞かれ、コロナ禍の沈黙を破るように賑やかな護法団参となった。