全国の通信記事
2026年10月21日号
山梨1 身延山大学開学30周年記念式典
【山梨1】山梨県身延町の身延山大学で10月21日(水)、大学開学30周年を祝う記念式典が執り行われ、卒業生や在校生、大学関係者が一堂に会した。
身延山久遠寺仏殿にて行われた、記念法要ならびに物故者追善法要では、身延山久遠寺第93世法主 持田日勇猊下を大導師に、有縁の先師と同窓生の回向、並びに身延山大学のさらなる発展が祈念された。
身延山大学の淵源は、日蓮聖人が西谷のご草庵において始められた門弟教育にまで遡ることができる。日蓮聖人の御入滅から275年後の弘治2年(1556)、身延山久遠寺第14世の善学院日鏡上人は西谷に「善学院」を創立し、門弟の教育に力を注がれた。さらに、慶長9年(1604)には同22世心性院日遠上人によって「西谷檀林」へと発展し、宗門教学の根本道場として多くの学僧が輩出された。明治7年(1874)「身延檀林」へと改称されて以降は、幾度の改称と共に教育機関の再編と内容の充実が進んでいった。
そして平成6年(1994)12月、「身延山大学仏教学部仏教学科」の設置が認可されると、翌年4月に「身延短期大学」を改め「身延山大学」は開学を迎えた。「善学院」創立から約470年、時代の盛衰を経験しながらも法器育成の法灯は連綿と受け継がれてきた。
身延山大学は創立より、建学の精神である「日蓮聖人の立正安国の精神に則り、健全なる社会人として、広い視野に立った専門教育を施し、学術の理論及び応用を研究して、社会のために身を以て尽くすことの出来る人間の養成を目的とする」を基に、「給仕」「行学二道」「社会貢献」の教育方針を柱として、社会に貢献できる人材を育成し続けてきた。
法要の最後には、身延山大学望月海慧学長より「開学から30年、この法灯を更に繋げていくことが我々の使命であると感じています。この身延山大学を、日本だけでなく世界に通用する大学にして参ります。今後ともご協力・ご教導賜りますよう宜しくお願いします。」と参列者への御礼と今後の抱負が述べられた。
法要後には記念企画として、身延山大学卒業生で「マジシャン五太子」として活動する、五太子晃龍上人によるマジックショーが大学本館講堂にて行われた。日蓮宗法話グランプリの本選出場者でもある五太子上人は、法話を交えた参加型パフォーマンスを披露し会場を沸かせた。
2026年10月17日号
山梨3 護法統一信行会
【山梨3】10月17日南アルプス市鏡中條長遠寺(中村義恵住職)を会場に山梨県第3部宗務所(岡本正富所長)・第3部檀信徒協議会(金丸忠仁会長)共催『令和8年度護法統一信行会』が開催された。この護法統一信行会は管内寺院の檀信徒を中心に毎年開催され、当日は僧俗合わせて100名近くの参加者が集まった。
まず初めに、「たちばな和讃会」の会員代表が出仕し、法華和讃奉詠が行われた。その後、開式にあたり岡本宗務所長より「七百五十遠忌を数年後に控える中、今年も多くの檀信徒の皆様にご参加頂けた。皆様とともに、お題目をお唱えすることができ、大変うれしく思う」と挨拶があった。
続いて、昨年より宗会議員に就任した岡貞善師により、日蓮宗という組織がどのような形で運営され、宗門の課題に取り組んでいるのか説明がなされた。その後の法話で岡師は、「いのちに合掌」をテーマに、法華経の信者としての行いについて触れた。「感謝する心を保ち、感謝される行いを」と、檀信徒に呼び掛けて法話を締めた。
法話が終わると、長遠寺中村義恵住職を導師とし、四師会の会長を脇座に迎え、法要が始まった。さらに、管内の修法師による加持祈祷も執り行われた。法要後、中村住職は「この伝統ある統一信行を長遠寺において開催することができ、大変ありがたく思っている。本日、皆さんでお唱えした南無妙法蓮華経のお題目の功徳を感じてもらいたい」と挨拶した。
2026年10月5日号
山梨1 山梨4管区修法師会合同研修会
【山梨1】令和8年10月5日(月)、身延山久遠寺の報恩閣2階にて、山梨県下四管区修法師会による合同研修会が開催された。
講師には千葉県茂原市・實相寺住職で、千葉県西部修法師会長の畠山義浄上人を迎え、「本宗祈祷修法の歴史的相違点~宗祖星神信仰への回帰~」の講題のもと、日蓮宗の祈祷について文献資料や自身の豊富な経験を交えて幅広い講演が行われた。
畠山上人は、コロナ禍において中山法華経寺の加行所が開設中止となった時期に、有志とともに身延山で回峰行を修めた経験を持つ。講演では、回峰行を通じて知った身延の伝承やお堂などについても語られ、研修会に参加した県下の修法師会員は、配布資料に熱心に目を通し、講演に耳を傾けた。
参加者からは、「これまで聞いたこともなかった祈祷の歴史や伝承を教えていただき、信仰や修行のあり方について深く考える貴重な機会となった」との声が聞かれた。



















