全国の通信記事
2023年11月30日号
大阪市布教師会で教師研修会
【大阪市】布教師会による令和5年度 教師研修会が大阪府社会福祉会館にて午後1時~午後5時まで開かれ、管内外から50名の参加があった。日蓮宗専任布教師・日蓮宗布教専修師・勧学院 嗣学職である大阪市中央区寶泉寺住職の村尾泰孝師を講師に迎え『日蓮聖人の法華経観』というテーマで行われた。「布教師たる以前に、日蓮聖人の信者であれ。法華経、日蓮聖人のファンであれ」との想いを熱く語られ、日蓮聖人の歴史的認識と信仰的認識を紹介され、信仰的認識の大切さをご教示頂いた。また、釈尊の一代仏教の基本を詳細かつ簡潔に講義頂いた。85分の講義を二講であったが、我々教師がどのような想い、覚悟で教学に励まなければならないか、あらためて思い直す機会となり、非常に有意義な時間であった。
2023年11月25日号
大阪市 『仏教の教え』基礎講座
【大阪市】11月25日(土)午後6時より、大阪市宗務所法務室において大阪市宗務所主催、令和5年度『仏教の教え』基礎講座が開催された。第1講にあたり、開講式で下土井龍永大阪市宗務所長が挨拶された後、「仏教学基礎」を橋本貫宏師が講師となり、テキストを中心に分かりやすく講義され、皆真剣に聴き入っていた。今後は月1回、第3または第4土曜日に開講され、釈尊伝、祖師伝、宗義大意、法華経大意等の講義を、笹川行恒師・福島正堯師・有本智成師が講師を担当する予定である。仕事や学校の帰宅時にでも来られるように服装も自由である。
2023年11月21日号
大阪市 第38回近畿教区勧学院教学研修会
【大阪市】11月21日、22日の2日間にわたり、第38回近畿教区勧学院教学研修会がホテルアウィーナ大阪に於いて開催された。第1講から第3講は勧学院講学職、浜島典彦先生の「日蓮聖人、身延ご入山について」-教化学観点からのご入山、身延の生活、終焉-と題し、教化学の説明から日蓮聖人当時の鎌倉の状況から蒙古襲来、身延での生活や師弟教育、身延山久遠寺の位置づけ等、多岐に亘ってご教示頂いた。第3講から第6講は勧学院講学職の箕輪顕量先生による「お題目と仏教の止観」の講義で、仏教の瞑想を心理学や脳科学との接点からご説明頂き、さらに世界に広まる瞑想の現状。また、歴史的展開とお題目との関連、唱題と止観まで、興味深いお話を頂いた。近畿各地から集まった45名の受講者は学生の頃に戻って、90分、6講の講義を熱心に聴講した。全講義終了後、近畿教区長より修了証の授与があり、閉会した。