全国の通信記事
2026年8月26日号
大阪市 伝法大川施餓鬼
【大阪市】此花区・正蓮寺において大阪市指定無形民族文化財である伝法大川施餓鬼が8月26日に営まれた。晴れ渡った空の下、檀信徒が春日出商店街よりお寺に向かい唱題行進し、本堂では12時半より大阪日青 有本悠紀師に続いて布教師会 村尾泰孝師による法話があり、14時から奥邨正道住職 導師のもと法要が厳修された。宗務所長をはじめ、管内教師・檀信徒はもとより、多くの来賓が参列の中、稚児による祭文が唱えられた。法要後、立像祖師の御輿が檀信徒等により担ぎ出され、唱題とともに練供養に出発。町中にお題目を響き渡らせながら渡船所へ向かった。今年は強風により出航できず、川岸に浮かべられた浮き舞台の上で導師による法味言上の後、散華及び経木(水溶性)を供養するために流し、参列者達は川岸からその様子を見守った。檀信徒参列者は皆合掌し満ち足りた表情をしていた。
2026年7月15日号
大阪市 戦争犠牲者慰霊法要
【大阪市】七月十五日(水)大阪市修法師会主催の戦争犠牲者慰霊法要が妙徳寺において開催され僧俗五十人が参加した。 正午より、本堂において約一時間の戦争記録の上映会が行われた。参加者からは、当時を生きた方の証言を聞くと、戦争は単なる歴史的事実ではなく、確かにそこに人が生きていた人々がいたことを実感させられ、日常が突然奪われる場面には胸を締め付けられ平和の尊さを感じたとの感想が聞かれた。 午後十二時半には、青年会による行脚隊が旧真田山陸軍墓地に向け出発。上映会が終わる頃、青年会の行脚隊の帰りを全員で出迎え、午後二時より修法師会による法要が奉行された。法要後の挨拶の中で下土井龍永所長は、「現在の平和は戦没者の上に成り立っている。お題目の功徳をもって、英霊だけでなく、すべての戦争犠牲者を慰霊することを勤めていかなければならない。すべてのいのちに合掌する姿を継承していかなければならない。」と話した。 平和が続いていることに想いを馳せ、今後も英霊そして戦争犠牲者すべての霊に合掌しお題目を唱え、代が変わっても子孫に継承していくことこそが肝心であると改めて思った。
2026年7月10日号
大阪市 社教会研修会
【大阪市】7月10日(金)、大阪市中央区谷町の妙光寺において、大阪公立大学都市科学・防災研究センター(および大学院現代システム科学研究科)の生田英輔教授を講師に迎え、日蓮宗大阪市社会教化事業協会主催の研修会が開催された。管内・外の教師、檀信徒、一般参加者併せて約40名の参加があった。
第1講では「改めて考える南海トラフ地震とは」をテーマとして講義、一級建築士で防災士でもある生田教授は最新の科学的知見に基づき、今後30年以内の発生率が60%~90%程度以上、最大想定死者数30万人という南海トラフ地震の被害想定を始め、都市部特有の危険性を具体的に提示された。津波だけでなく、揺れによる建物倒壊、火災被害も大きいことを説明された。
続く第2講は「コミュニティ防災と人材育成について」の講義、この中で生田教授は、「人がいてこそのコミュニティであり、人がいないとコミュニティは成り立たない」と述べられ、災害時に個人ができることに限りがあるからこそ、平時から1人1人が防災を学び、防災計画に基づいた訓練や人材育成を通じて、共に支え助け合うコミュニティを築く大切さを訴えた。
さらに、防災活動の先導者ともなる「防災士」の活動についても言及、参加者に向けて「ぜひ多くの方に興味を持っていただき、防災力を高める先頭に立ってほしい」と呼びかけた。
研修会は、盛況のまま閉幕。参加者からは「南海トラフの危機感を改めて持ち、自分たちに何ができるか考えるきっかけになった」「防災士の資格取得に挑戦してみたい」といった前向きな声が聞かれ、防災意識を強める有意義な一日となった。



















