全国の通信記事
2014年12月20日号
長崎・お寺で婚活
【長崎】 長崎県日蓮宗青年会(加藤功承 会長 以下長日青と略す)は、去る平成二十六年十二月二十日、大村市・妙宣寺(小佐々恵宏 住職)にて「お寺で婚活?」を開催し、男女十六名が参加した。
今年は長日青が発足して五十周年の年にあたり、記念事業の一環。
昨今の晩婚化や未婚の増加が社会問題となっている今日、若い世代に少しでも仏様と人・お寺と人・人と人との縁が結ばれることを願い企画。
第二回目の開催となった今回は、日本茶インストラクター・松尾政敏さんを迎え、「日本茶と京都おとりよせスイーツで楽しむ和の心」と題して、実演を交えながら講演していただいた。
「和」とは何か。そんなことを考えたとき、異なった人や物・事柄などが、いい塩梅に交わり、大きな力となるものだと確信している。それは食べ物もしかり、夫婦もしかりである。
それは、日本人特有の考え方であり、価値観でもある。その基準となるのが、法華経そしてお題目の根本的な教えではないでしょうか。
2014年12月19日号
千葉東・僧侶檀信徒約100人で唱題行脚
【千葉東】宗務所(冨永観瑞所長)は歳末助け合いの唱題行脚を開催し、匝瑳市顕妙寺(元村義則住職)→円充寺(市川妙英住職)→金蓮寺(加藤紳生住職)→顕妙寺の経路で行脚を行った。僧侶21人、檀信徒75人が参加し、団扇太鼓を打ち鳴らしながらの行進は壮烈なもので、数キロ先まで太鼓の音が伝わり、感激する人達がおり、唱題行脚の意義が広い範囲に伝えることができた。また、途中では歳末助け合いの趣旨に賛同された方々が浄財を寄付してくれました。上り下りの坂道が多かった5キロメートルのコースなのに数名が途中交代しただけで、大半の参加者が全コースを歩ききったのは驚異であった。冨永所長は下駄で歩き通し、その気合いが参加者に伝わったために、ほとんど参加者が完歩できたのかもしれない。顕妙寺・円充寺・金蓮寺では住職はじめ総代と有志の檀信徒が出迎え、心からの供養をしてくれた。特に、顕妙寺では、行脚の後に温かいおでんを何十名もの参加者に振るまい、総代はじめ檀信徒の心の込もったモテナシに参加者一同、感謝していた。
さらに、顕妙寺の参道までは入り組んでおり遠回りしなくてはいけなかったが、このたびの檀家の有力者が匝瑳市に申請し、塗装して貰ったのでお寺への近道ができ、行脚の途中でテープカットを行い、渡り初めをした。
2014年12月18日号
鎌倉安国論寺で貴重な遺構発掘
【神奈二】鎌倉市安国論寺(玉川覺祥住職)は昨年十二月十八日、境内で見つかった鎌倉時代の井戸の遺構などを報道陣に公開し、発掘調査の報告が行われた。
同寺本堂北側に観音堂を建立するため、二〇一二年発掘調査を実施。井戸は十三世紀前半に掘られたものとみられ、周囲には柱の痕跡があり、有力武士の館があったと考えられる。
また、それより上の層から十四世紀後半の大規模な埋め立て工事跡が見つかり、一三三〇年ごろに焼かれた瀬戸の壺やかわらけ、鉄製の壺などが出土した。担当者は、「これらの遺物は大規模な土木工事の地鎮祭に用いられたものではないか」と説明。鎌倉時代以降も、この地に有力な権力者が存在していたことを示しているという。
井戸は埋め戻さず、その上に観音堂を建て、遺構まで下りて見学できるようになっている。玉川住職は「鎌倉時代の貴重で珍しい遺跡なので、なんとか保存したいと考えた。準備が整ったら、一般公開も考えたい。」と話している。