全国の通信記事
2024年3月11日号
島根 いのちといのりの日~災害復興支援法要~
【島根】日蓮宗島根県宗務所主催で、日蓮宗島根県社会教化事業協会(堀江禎正会長)が3月11日、「いのちといのりの日~災害復興支援法要~」を行った。会場はビッグハート出雲(出雲市駅南町)で、檀信徒24名と僧侶22名が参加した。この法要は東日本大震災の翌年から毎年、日本各地の災害で亡くなった方の慰霊をと一日も早い被災地復興を祈るために行われ、今年で13回目となる。コロナ禍により過去4年間は僧侶のみで行っていたが、今回より檀信徒も参加した。子どもたちによる舞の奉納や参加者による献花など、災害殉難之霊位のご供養と被災地復興祈願が行われた。
堀江会長は「4年ぶりに檀信徒の皆さまとともに、被災され亡くなられた方々へのご供養と一日も早い復興を祈願することができた。日蓮宗島根県宗務所主催にて東日本大震災以降、毎年欠かさず慰霊法要並びに復興祈願を重ねてきたが、本年の義援金は正月に発生した石川能登地震で被災された方々へ送ることとした。未だ被災地の全容は明確ではないが、今回の法要以降もご支援、ご協力をお願いしたい」と締めくくった。
法要に参加した島根県檀信徒協議会(品川保夫会長)の会長は「今日の法要に参列する機会を頂き大変有難いと感じています。また島根県檀信徒の思いが義援金という形で少しでもお役に立てればと思っています。」と語った。
集まった回向料と義援金(約42万円)は日本赤十字社に送られた。
2024年2月22日号
島根:安来市本成寺第30世岡本亮浩上人遷化
【島根】岡本亮浩師(島根県安来市本成寺第30世)2月22日遷化。世寿96歳。法号は妙玄院日浩上人。同寺で27日通夜、28日葬儀が営まれた。昭和23年に出家得度、昭和26年師父の突然の遷化に伴い立正大学在学中に啓運山本成寺の法灯を継承し、22歳という若さでその重責を担う。布教と伽藍維持整備に尽力し、平成26年に法嗣岡本亮啓師に法灯を託した。宗門では、教区長、宗務所長、協議員議長等の要職を歴任した。
また地元旧広瀬町議会議員を5期20年務め、町政発展にも努めた。地域では、保護司を務め地元の保護司会会長に就任し更生保護に尽力した。その功績により、勲五等双光旭日章、藍綬褒章を授与された。
2023年10月4日号
島根 管内布教講習会
【島根】島根県布教師会(小川廣延会長)が10月4日、5日の2日間で「管内布教講習会」を行った。会場は奥出雲町安養寺(田中祐司住職)。檀信徒並びに管内教師で約80名が参加した。
初日は安養寺檀信徒会による和讃、布教師会長導師によるお勤め後、福井県中部布教師会長で同県越前市妙智寺住職の坂井是真師による「いのちに合掌~みんなが佛さま」、続いて奥出雲町担当官による「仁多米はなぜ美味しいか」と題した公開講座があった。
二日目は会場を同町玉峰山荘に変え、管内教師が法話を行い坂井師から講評を頂く法話研修と「お坊さんは愉しい~救い救われる菩薩の道」と題した教師研修があった。
今回で71回目となる大変歴史のある講習会であるが、ここ数年長く続いた国のコロナ対策が大きく舵を切った中で、多数の参加者があり盛大に開催された。