全国の通信記事
2016年10月31日号
奈良 日蓮大聖人第七百三十五遠忌信行大会
【奈良】宗務所(森本竜静所長)主催、日蓮大聖人第七百三十五遠忌信行大会が十月三十一日、奈良県社会福祉総合センター(橿原市)で行われ、僧侶檀信徒約百二十人が参加した。
法要開始に先立ち、声明師会の矢野貞伯師が「仏事一口講座」を行った。
引き続き、森本所長を導師に、協議委員と声明師会員を中心として管内僧侶総出仕のもと法要が営まれ、日蓮大聖人への御報恩と、御先祖への供養塔婆が読み上げられた。午後からは、上田尚史師(京都市護国寺副住職)が「幸せになる方法」と題した講演を行い、分かりやすいお話の仕方に檀信徒は笑い、頷き聞き入っていた。
その後の青年会による唱題行が行われ、お題目の声がホール内に響いていた。
熊本 阿蘇地区組寺会 第30回輪番信行会
【熊本】阿蘇地区組寺会(参事・木村俊行上人)による第30回輪番信行会が10月31日、阿蘇市西町の光徳寺(岩田孝昭住職)で開催され、多くの檀信徒が参加した。
阿蘇は今年、4月の熊本地震により檀信徒の家が被災し、6月には集中豪雨が発生、10月には阿蘇山噴火と震災が続いている。その最中、30回目の節目という事もあり開催された。
早朝に集まった檀信徒はグラウンドゴルフにて汗を流し、11時から光徳寺に移動して、濱田義正宗務所長を導師にお会式法要を執り行った。
法要後、光徳寺総代の山部七生さんは、「熊本地震で尊い命が失われ、多くの人が住む家を失った。道路が寸断され山々が崩落している。これからの生活は危険と隣り合わせだが、復興に向け歩んで行かなければならない。」と挨拶で語った。
石川1 金沢市内で万灯行列
【石川1】十月三十一日、石川県金沢市で約五十年ぶりに万灯行列が行われた。六十人程が列をなし、東山の蓮覚寺を出発すると、ひがし茶屋街を通って卯辰山の日蓮聖人銅像のある善妙寺までの約二キロの道のり歩いた。出発地点の蓮覚寺には約三十名ほどの見物客や檀信徒が集まった。六時には石川県第一部青年会会長諏訪木孝啓上人(経栄寺住職)の発声のもと万灯行列が始まった。途中ひがし茶屋街ではテレビの中継も行われ、多くの檀信徒の方の目にとまった。
約2時間かけて卯辰山の善妙寺に到着すると、参加者に対し修法師による御祈祷が行なわれ、最後に銅像護持会会長張田珠潮上人(妙立寺住職)は「約半世紀ぶりに行われた万灯行列は無事に終わり、まだまだ課題もありますが、行く人々も足を止め写真を撮り、時には一緒になって行列に参加し、我々も非常に楽しい時間を過ごすことができた。来年は百周年を迎え、より盛大により多くの人に関わって頂きたい。そして金沢の秋の風物詩として定着させましょう。」と締めくくった。