全国の通信記事
2016年5月31日号
千葉東 多古町妙光寺で職場体験学習
【千葉東】5月31~6月2日、多古町多古妙光寺(冨永観瑞住職)に於いて多古中学校2年生9名参加により職場体験学習が実施された。
午前8時から午後4時まで、朝夕勤はもとより、堂内外や境内の清掃・写経・参詣者への接待から座布団干し等、様々な体験をした。特に6月1日は恒例行事のお更衣式にも参加し、一緒に太鼓を叩き、お題目を唱えた。
参加の中学生は、寺を身近な場所として理解を深めるとともに、憩いの場所として感じ、居心地の良い場所を管理し守り続け伝え続けてくれた方々がいたおかげで、歴史や文化が伝えられていることを実感し、感謝の心が育まれたと思われる。
冨永住職は毎朝の多古高校の挨拶運動にも参加しており、挨拶すること、されることの喜びも伝え続けている。住職は参加の中学生に、掃除と挨拶が全ての基本であることを話し、「お互いを敬い合う心も自らが実践してはじめて育まれるものです」と語っていた。
山梨2 親の背中出前講座
【山梨2】去る5月31日、富士川町立増穂中学校にて特別授業が開かれ、妙性寺住職永森湛修上人が授業を行った。「親の背中出前講座」と銘打たれたこの授業は、生徒の保護者が講師となり,生徒に授業を行う形で毎年開催されている。
永森上人は「人生-生きる道-」をテーマに、生徒、保護者含め約40名に対して自身の修行や体験を通して人の為に生きることを語りかけた。
授業を受けた生徒達からは、自身の生き方を見つめ直し、新たな契機とするといった内容の、多くの感想文が寄せられた。
2016年5月29日号
京都1 霊光寺第25世加藤一恕師法灯継承式
【京都1】京都市深草霊光寺で5月29日、第25世加藤一恕師の法灯継承式が行われた。先代24世加藤宰道師は、この法燈継承式を待たず突如として同6日御遷化され、本葬儀を終えたばかりの本堂で僧侶・檀信徒約120名が参列し行われた。
式では、橋本一妙京都府第一部宗務所長より辞令の伝達が行われた後、正干与人京都市智妙院住職丹原俊彦師より払子が継承された。
払子を継承された新住職は力強く奉告文を読み上げ、仏祖三宝へのお給仕、これからの寺門興隆と広宣流布、檀信徒教化にさらなる精進を誓った。
総代の挨拶では「これからのお寺の発展は新住職に託されました。益々ご活躍頂き、檀信徒へご指導賜りたい。そして我々檀信徒は力を併せてお寺の発展の為に精進していきます。」と述べられた。
謝辞では「このお寺は日像上人の教化を受け、1308年に真言宗より改宗した非常に歴史のあるお寺であり、そのお寺を継承していく責任の重さを強く感じております。しかし、皆様のお力を頂きながら少しでも歴代のお上人に近づけるよう寺門興隆に尽力する所存です。」と今後の抱負と感謝の言葉を述べた。
また、式を終えた頃から雨が降り出し、先代宰道上人も一恕新住職の誕生を喜ばれているかの如く甘露の雨のように感じられた。