全国の通信記事
2019年3月31日号
岡山 日蓮聖人御降誕八〇〇年慶讃備北記念大会
【岡山】平成三十一年三月三十一日、岡山県高梁市の高梁総合文化会館にて、岡山県備北組寺(十二ヶ寺)主催による、「日蓮聖人御降誕八〇〇年慶讃備北記念大会」が、各寺院檀信徒及び一般含め総勢六〇〇人参集のもと、盛大に開催されました。大会では先ず十四時から、今大会実行委員長でもある日蓮宗宗門史跡妙本寺・平野信行上人導師、備北組寺各聖式衆による慶讃大法要及び、昨年発生した平成三十年七月西日本豪雨犠牲者慰霊法要が執り行われました。また会館ロビーにては来場された方々に、茶道裏千家・淡交会備北支部による御抹茶接待もなされ、十五時からは、講談師・一龍斎貞鏡師による講談「日蓮聖人御一代記」を一時間以上にわたりお話していただきました。この講談を通じて、多くの来場者の方々が日蓮聖人の御生涯に触れ、感銘を受けたことはもちろん、今大会を通じて、過疎化が進む中山間地域の備北地区において、非常に多くの方に岡山県備北日蓮宗を知っていただけたことと思います。
大阪三島 檀信徒協議会研修参拝
【大阪三島】平成31年3月31日11時より、本行寺(山口雅大住職)において、檀信徒協議会研修参拝が開催された。
参加者は檀信徒が61人、教師が12人。今回、檀信徒協議会(梶村正俊会長)が、「普段、檀信徒が読むお経の意味が知りたい」という意向を示したところ、大阪府三島布教師会に所属する魚井啓誠上人が講師として選ばれた。日蓮宗の布教師会の高座説教を意識した所作を取り入れ、自作の散華を撒いた魚井師は、「法華経を読むという誇り」と題した1時間の講義を行ない、『妙法蓮華経』の方便品・自我偈の内容を解説した。魚井師は以前より、法華経を関西弁で訳すということを企画しており、今回はその企画の一端が見られた。研修参拝後、講師のもとに関西弁訳法華経の資料を求める檀信徒の姿が見られた。講義の後、近くの料理屋にて食事をとりながら、参加者全員を対象とした抽選会が開かれた。
愛媛 交通安全大祈祷会
【愛媛】3月31日、愛媛県今治市の法徳寺(太田智健住職、愛媛県今治市宮ケ崎甲609-1)を会場に、東予地区寺院の僧侶7名と約100余名の檀信徒が参加し、今年で第30回目の「交通安全大祈祷会」と「檀信徒信行の集い」が盛大に営まれた。
はじめに、お参りくださった僧侶・檀信徒は、お題目の写経・氏名・志される祈願、回向を書いた。
その後、依処となる法徳寺の太田師導師の元、世界平和一天四海皆帰妙法と交通安全などの諸願成就を祈念する祈祷を受けた。各寺院が持参した信仰旗をかかげ、僧侶・檀信徒の相続一体となり、堂内に読経の大きな声が響き渡った。
昼食後、参加者全員で「餅つき」を行い、信仰増進と普段、話すことが少ない他寺の檀信徒とのふれ愛で親睦を深めた。
最後に修了証を渡され、来年は四国中央市の経王寺での再会を誓い合って解散した。
太田師は挨拶の中で「餅つきはこねるのが8割、つくのが2割。親睦を深めるためにも今回、餅つきを企画しました。これからも楽しい信仰をして、粘りの強い信仰となるようにお祈りしております。」と、話した。
この行事は、愛媛県東予地区の各寺院持ち回りで今日30回目を迎え、異体同心の地涌の菩薩である近隣寺院の檀信徒が心をひとつにお題目を唱えるかけがえのない行事である。