全国の通信記事
2026年10月22日号
千葉西 青年会結成50周年講演会
【千葉西】千葉県茂原市の本山東身延、藻原寺において10月22日、青年会結成50周年を記念した講演会が開かれた。演題は「日蓮聖人第750遠忌を目前にして聖人のご理想と青年僧の覚悟」。講師は青年会初代会長の石川浩徳上人で、前身組織「無畏の会」創設の経緯や当時の宗門の状況、社会情勢を交えながら青年会発足の歩みを語った。
また、戦争を経験した浩徳上人自身の体験にも触れ、紛争に直面した当時の宗門の対応や僧侶の姿勢が紹介された。平和を希求する宗門の立場と、激動の時代を生きた僧侶たちの苦悩が語られ、参加者は静かに耳を傾けた。
石川上人は、日蓮聖人の掲げた立正安国の精神こそ現代においても揺るぎない指針であると語り、困難に向き合い、宗門の未来を担う青年僧としての覚悟を持ち続けてほしいと力強いエールを送り講演を締めくくった。
2026年10月14日号
北海道東 第34回交通安全キャンペーン
【北海道東】修法師会員(久富慈順会長)と青年会員は10月14日、羅臼町の本覚寺(清野智鴻住職)を会場に、「第34回北海道東部交通安全キャンペーン」を共催し、多くの僧侶や檀信徒が参加した。当日は、交通事故物故者を慰霊するため、青年僧による唱題行脚が行われた。続いて、本覚寺の御宝前において、修法師会による交通安全祈願法要が営まれ、参加者一同、交通事故のない安全な地域社会の実現を祈願した。会場寺院を快く引き受けた本覚寺住職の清野智鴻上人は、「多くの檀信徒と共にこの町に、そしてお寺の御本尊に対して、たくさんのお上人に力強いお経を上げていただいて感無量です」と述べ、法要が無事に執り行われたことへの喜びと感謝を語った。また、今後一年間にわたり、管内各寺院を通じて募られる浄財は、羅臼町へ寄付され、町内の交通安全事業に役立てられる予定。祈りと善意を地域の安全につなぐ取り組みとして、今後の活動にも期待が寄せられる。
2026年10月8日号
埼玉 声明師会が研修会
【埼玉】令和8年10月8日、埼玉県日蓮宗声明師会主催による「本宗の葬送儀礼を考える」をテーマとした講義が、埼玉県さいたま市の埼玉仏教会館にて開催された。当日は、蓮紹山瑞光寺住職の星野顕聡上人を講師に迎え、葬送儀礼の意義や歴史的背景について学んだ。
講義では、回向の意義をはじめ、枕経・納棺・通夜・葬儀に至る一連の流れや、密葬のあり方について学んだ。また、江戸時代から明治・大正・昭和時代にかけての火葬の歴史、引導やたいまつが持つ意味など、葬送儀礼が形成されてきた歴史的背景についても解説があり、日頃行っている儀式の意義を改めて見つめ直す機会となった。
当日は、講師による講義にとどまらず、会員とのディスカッション形式で進められ、日々の寺院活動における経験や、それぞれが抱える課題を共有しながら、現代の葬儀を取り巻く諸問題について活発な意見交換が行われた。
特に、関東を中心に、枕経や通夜を行わず、一日葬や火葬式を選択することが一般的になりつつある現状について、参加者の間で関心が寄せられた。葬儀の形式や規模が変化するなかで、遺族の希望や社会の変化にどのように向き合い、僧侶として葬送儀礼の意義を伝えていくべきかについて、さまざまな視点から考えを深めた。
葬儀は、故人を送り、供養するとともに、遺された人々が別れに向き合う大切な機会です。こうした葬送儀礼の持つ意味を改めて確認し、時代の変化に応じた対応を考えることは、今後の寺院活動においても重要な課題であることが共有された。
最後に星会長より、葬儀の簡略化が進む現状を踏まえ、時代の変化に柔軟に対応しながらも、葬送儀礼が持つ本来の意義を大切にし、その意味を檀信徒や次世代へと伝えていくことの重要性が述べられ、講義を締めくくった。
今回の講義は、葬送儀礼の歴史や一つひとつの儀式が持つ意味について理解を深めるとともに、現代社会における葬儀のあり方を見つめ直し、僧侶として果たすべき役割について考える機会となった。



















