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2017年2月28日号
大阪市 寺庭婦人会研修会
【大阪市】二月二八日(月)午後一時より、本政寺(馬場英尚住職)に於いて、大阪市寺庭婦人会(馬場順子会長)研修会が開催された。
本年度は講師に大阪市布教師会会長 村尾泰孝師(寶泉寺住職)をお招きし「これからの寺庭婦人」というテーマで講義を頂いた。
講義に於いて村尾師は「多種多様な時代であるが、先ず目的を設定し、そのために目標を定め、手段・行動を起こさなければならない。手段にばかり力を入れてしまいがちだが、その先にある目的を忘れてはいけない。」とわかりやすく丁寧に解説された。
日蓮大聖人は、数々の法難にあわれても、信念を持たれて行動された。我々も先ず目的を定め、そのための行動をしなければならないと改めて認識しその大切さを学んだ。
二月二十八日(月)午後五時より、明浄寺(福永泰士住職)に於いて、大阪市日蓮宗青年会(藤田恵玄会長)研修例会が開催された。
本年度は講師に、嵯峨御流の塚越華苑先生をお招きし、「華道研修~花の生け方について」と題し、生け花の講義と実践を頂いた。
講義に於いて塚越先生は華道と呼ばれるようになるまでの歴史ならびに活け方の名称がどのように変化してきたかについてとわかりやすく丁寧に解説された。
引き続き、実践では各会員が実際に華瓶に花を行け、塚越先生より一人一人丁寧に活け方の指導をして頂いた。
集まった会員と寺庭婦人の二十名は、真剣に楽しみながら華瓶に向かい花を活けていました。二時間という短い時間でしたがとても有意義に過ごしていました。
2017年2月27日号
北海道東 石井見祐師帰山奉告式
【北海道東】2月27日、釧路郡釧路町昆布森・妙善寺(石井見祐住職)において、100日間の荒行を成満した初行・石井見祐師の帰山奉告式が執り行われた。この日の最低気温はマイナス16度、厳寒の中、檀信徒一丸となって早朝より準備が進められた。午前10時30分、雲一つない青空の下、檀信徒約70人が見守る中、本堂前にて石井見祐師のもと荒行僧7人による水行が行われた。その後堂内で特別祈祷、帰山奉告式が行われ、初行成満の思いの詰まった帰山奉告文が御宝前に読み上げられた。見守る檀信徒の中には、荒行を成満した見祐師の姿に涙を抑えきれない様子の人も見受けられた。見祐師もまた謝辞において、感涙極まる様子で無事成満出来たことの感謝と、檀信徒の支えに応えるべくこれからに更に精進してい
くことを述べた。檀信徒からは「住職が無事に戻られて安心した。」「元々痩せている住職がさらに痩せている、本当に厳しい修行であったのだろう。」等の声が寄せられた。