全国の通信記事
2015年9月30日号
千葉北 千葉教区布教講習会
【千葉北】千葉教区(教区長不詳)では法華経寺(新井日湛貫首)を会場に布教講習会を9月30日に開催した。この講習会は千葉県内の4管区が輪番で担当し毎年実施されているが、今年は北部宗務所(北原輝信所長)の当番であり、当日は千葉教区の僧侶や檀信徒を中心に約150名の参加者があった。午後1時30分より新井貫首を導師に開講記念法要を行った後、山崎亮氏(東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科長)を講師に「寺院を中心としたコミュニティ活性化」~坊主『人儲け』、都市部も過疎地も~と題し講演が行われた。講師は全国で過疎地や寂れた商店街や公共施設を活性化させる事業に取り組んでおり、その実例を交えながら今後寺院が地域の中心となり活性化の中心となる必要性について解説した。実際に寺院を活用した事例では、旧来の枠にとらわれない大胆な発想で多くの人を呼ぶことに成功した実例も示され参加者一同熱心に聞き入っていた。終了時刻を過ぎても質疑が終わらず会場は大きな熱気に包まれた。参加した僧侶は「実際の事例を聞くことで非常に参考になった。より柔軟に人が集まる企画を考え今後実践していきたい。」と語った。
神奈川2 檀信徒信行講習会
【神奈川2】宗務所(楠山泰道所長)主催の檀信徒信行講習会が九月三十日、横須賀市大明寺(楠山泰道住職)で行われ、約四百名が参加した。
楠山所長を導師に開講式が行われた後、寺庭婦人会による佛讃歌、法華和讃会より和讃が奉詠された。
休憩を挟んで、横須賀市内を行脚していた布教師会と青年会が会場に戻り、本堂前で法味言上、午後の部が開始された。八千草薫さんが、第二次世界大戦戦没者が残した手記を朗読され、声明師会による終戦七十周年戦没者追善声明法要が行われた。
大埜慈誠師(鎌倉薬王寺住職)が「子ども達・孫達がカルト宗教に入らないために!」と題して記念講話を行った。大埜師は、「私の元にカルトについて相談に来る方の殆どは、大変正義感のある真面目な若者です。カルトは、そういう真面目なところに付け込み、言葉巧みに若者を勧誘、入信させてきました。皆さんのお子さんお孫さんを守るために、まずお声がけからお願いします」と語った。
閉講式では、修法師会による大衆法楽が行われ、参加者に修了証が授与された。
2015年9月29日号
千葉教区主催・檀信徒研修道場
【千葉東】10月29・30日、大本山清澄寺(二宮日敬別当)研修会館において千葉教区(冨
永観瑞教区長)主催、千葉県東部宗務所(冨永観瑞宗務所長)年番、千葉県東部
布教師会(目良泰裕会長)当番にて、檀信徒研修道場が開催された。
最初に開講式で二宮別当猊下と冨永教区長が挨拶し、「千葉教区は毎年清澄寺
を会場にしており、日蓮大聖人出家得度・立教開宗の聖地で開催出来る有り難さ
を実感してほしい」と述べた。誓いの言葉は千葉県東部宝蔵寺の酒巻尚夫様が代
表して述べ、力強い宣誓を行った。
講義は目良主任講師をはじめ4管区の布教師会長が講師となって4カ所のゼミ形
式で行い、それぞれ「子や孫に伝える家庭信行」「合掌とは」「日蓮大聖人の生
涯について」「供養とお題目」と題して行われた。
2日目の朝は旭が森を参拝しご来光を拝し、清澄寺の朝勤にも参加した。その他、
唱題行、書写行、作務行を行った。
閉講式では冨永宗務所長より参加者一人一人に修了証が手渡され、千葉県西部
妙長寺の本吉初雄様が御礼の言葉を読み上げ、解散となった。
参加者は皆先達としての学びを求めていて、講義や各修行にとても熱心に取り
組んでいた。「どの講義もとてもためになり参加して良かった。」と喜びの声も
聞こえた。