全国の通信記事
2015年3月30日号
神奈川二部 法華和讃会でお寺めぐりを開催
【神奈川二】法華和讃会(大森ゆきゑ会長・三浦市延寿寺寺庭婦人)は三月三十日、管内の全寺院を和讃を奉詠しながら巡る、第十二回目の「私たちのお寺めぐり―教えをたずねて―」を開催、管内の僧侶・寺庭婦人・檀信徒らあわせて約六十人が参加した。
今回は、横須賀市・葉山町・逗子市にある七つの寺院(栄林寺、本住寺、妙忍寺、実教寺、妙光寺、法性寺、本立寺)を参拝。参加者のひとりは「今回は山あり、階段ありの過酷な行程でしたが、お祖師さまに見守られて元気よく和讃を奉詠させていただくことができました」と感想を述べた。
この企画は同会が「これから減ってくるであろう会員数でも、細々とでも続けられることを」と平成二十一年、管区布教師会が作った同名のテキストに添って、鎌倉の寺院からスタートしたもので、各寺院の本堂や境内で和讃を奉詠し、参加者たちがご首題をいただいて巡るものとなっている。
次回・第十三回目は六月三十日に予定されている。管内寺院も残るは三浦市の各寺院だけとなり、この企画もいよいよ最終回を迎える。
大森会長は「日蓮聖人のご守護をいただきながら、信仰の感動を分け合えた七年間でした。この後は締めくくりと、日蓮聖人へのお礼参りの意味を兼ねた身延山への参拝をしたい。また、ことしからは神奈川二部の三本山(妙本寺・本覚寺・龍口寺)のお会式で和讃奉詠をさせていただくことも企画しています」と話している。
韓国・済州島研修旅行
【神奈川1】3月30日より4月1日、2泊3日の日程で神一青年会(後藤泰行会長)の韓国・済州島研修旅行が行われ、6名の会員が参加をした。
この研修旅行では記憶に新しい、昨年4月16日、韓国の海上において発生したフェリー転覆・沈没事故により命を落とされた方々への施餓鬼法要、韓国・済州島の寺院参拝などを行った。
セウォル号の事故では修学旅行中の高校生を多く含む乗客、乗員、捜索関係者合わせて約300名もの尊い命が失われ、現在も9名の行方不明者がいるという。
参加者らはフェリーが沈没した方角を見渡すことのできる沿岸において、韓国産の果物、海苔、お酒をお供えし、施餓鬼法要を行った。
法要の様子を見ていた、現地ガイドのピョンさんは「韓国の人たちも少しずつですが、この悲惨な事故を忘れていってしまっています。このように供養して頂くことはとてもありがたいことです」と話した。
寺院参拝では尊者庵、薬泉寺、山房窟寺を参拝し、住持の方々に韓国における仏教やここ数十年の韓国宗教の動向についてなど、沢山の質問をし、沢山の知識を頂いた。
なかなか話す機会のない、韓国の僧侶の方々との会話は青年僧侶にとって、素晴らしい経験となった。
2015年3月29日号
勝浦市上植野妙久寺第39世松岡教光師の法灯継承式
[千葉南]晴天に恵まれた3月29日、勝浦市上植野妙久寺で第39世松岡教光師の法灯継承式が行われ、僧侶檀信徒約100人が参列した。継承式前、教光師は前住職寺である寂光寺から妙久寺まで教光師の御長男の光祐君、檀信徒と共におよそ一時間をかけて唱題行脚した。
継承式では、辞令伝達の後に師父の松岡教詔前住職より払子が継承された。教光新住職は挨拶で「妙久寺に入寺させていただくことは、仏様・日蓮大聖人・諸天善神のお導きであって、私に使命を与えてくださったのだ。僧侶たる心を忘れることなく、当山の檀信徒の皆様のみこころを胸にとどめ護持護山はもちろんのこと、法華経弘通・御題目広布のため、自ら身命を惜しまずの経文を体し精進して行きたい。」と熱く語った。