全国の通信記事
2026年8月22日号
群馬 寺子屋ぐんま2026
【群馬】日蓮宗群馬県青年会(田村会長)主催の「寺子屋ぐんま2026」が、令和8年8月22日から23日にかけて開催され、全行程が円成となった。本行事は昭和60年8月に発生した日航ジャンボ機墜落事故の慰霊を通じ、いのちの尊さや物故者を弔う大切さを青少年に伝えることを目的に企画されたもの。
初日の22日午前9時、富岡市本城寺に集合した参加者は、田村会長の挨拶に続き開会法要に参列。道中の無事を祈念した後、午前10時に飛行機墜落現場である御巣鷹の尾根に向けて出発した。約2時間を経て現地に到着した一行は慰霊登山に臨み、墜落現場の昇魂之碑前において慰霊法要を厳修した。法要後、当時を知る現地ボランティアスタッフから事故発生当時の緊迫した状況について講話を受けた。年少の参加者には一部難解な内容も含まれたが、真摯に耳を傾け、命の重みを肌で感じる貴重な機会となったであろう。
下山後は上野村内の民宿に移動。地産地消の夕食に舌鼓を打ち、宿主に地域の魅力を聞いたほか、仏教の教えを題材としたクイズやゲームを通じて親睦を深めた。
本事業では法要の際、お焼香の意味や正しく美しい作法についての解説を取り入れるなど、随所に仏法に触れる工夫が施された。参加した子供たちにとどまらず、随行した大人スタッフからも「よい学びの機会となりました」との声が寄せられた。
翌23日正午、すべてのプログラムを終えて解散。一同は深い感銘を胸に、名残を惜しみつつ無事に全日程を締めくくった。
2026年7月26日号
群馬 心と体を整える日曜日
【群馬】7月26日(日)、群馬県本城寺において、地域コラボイベント「心と体を整える日曜日」が開催された。
これは地元富岡市のキックボクシングスタジオFINE、中島生花店、石匠苑(石材店)、ナイン整骨院、そして本城寺が共同で開催し、それぞれの事業について紹介したり、体験したりして頂くものである。
住職の田村明啓師は「コロナ禍以降、あらゆる場所でコミュニケーションの場が失われたり、「体験する機会」が減少しています。お寺は元々文化の発信地であり、人が集い、交流する場でした。この企画を通じて、お寺が本来の意味を取り戻す原点回帰の一歩となれば幸いです」と挨拶した。
それぞれの事業者は分かりやすく、楽しくプログラムを行い、参加者は夢中でタスクをこなしていた。お墓や供養についてのクイズ、永代供養のメリット説明、ドライフラワー花束づくり、脳の反応を利用した健康体験、そしてキックボクシング体験。どれも好評を博し、終了後も各講師は個別に質問攻めとなった。
宗教としてのカラーは少ない企画ではあったが、参加者の多くが本城寺の中に入ることすら初めてであり、「お寺への敷居が低くなった」と話してくれた。その意味で布教への一歩となったのではないだろうか。
次回開催は冬季以降となる予定だが、より洗練された、意義ある企画。布教へとつながっていくだろう。
2026年3月11日号
群馬 東日本大震災の追悼法要
【群馬】三月十一日、東日本大震災から十五年を迎えた福島県で、楢葉町コミュニティセンターにおいて追悼法要が執り行われた。
追悼式では各宗派が法要式を奉修し、群馬県日蓮宗では宗務所の有志が参加して会場約二百五十名での唱題行を行った。
地震発生時刻である午後二時四十六分、町に響くサイレンに合わせ全員で黙祷を捧げた。
また、この追悼式では、結成五十周年を迎えるアコースティックバンド 「影法師」 によるコンサートも行われた。祈りと音楽が重なり合うひとときの中、会場には厳かな空気とともに、これからの未来へと歩んでいこうとする温かな希望に包まれ、被災地に祈りの花が咲いた一日となった。



















