全国の通信記事
2016年10月30日号
北海道西 妙正寺に第4世藤岡智旭師
【北海道西】恵庭市妙正寺で第4世藤岡智旭師の法灯継承式が10月30日に営まれ、僧侶檀信徒約130人が参列した。
同寺は昭和4年に藤岡智龍師が創建。6年前に新住職の智旭師の師父で第3世の藤岡智祥師が遷化し、法縁の僧侶と檀信徒の協力で智祥師が僧侶の資格を取得するのを待っていた。この日まで代務住職を務めた小友寛光師から払子を継承した智旭師は「いかなる困難があろうと不退転の覚悟でひたすら進む」と言上し、檀信徒とともに祖願達成を誓った。
山形 鶴岡市本住寺で慶讃法要
【山形】鶴岡市本住寺(佐藤義彰住職)が開山500年記念事業として行った御祖師様厨子宮殿・鬼子母神十羅刹女厨子宮殿の修復塗り替えが終わり、慶讃法要が10月30日に営まれた。
佐藤住職を導師に営まれた法要には、筆頭総代の加藤昭太郎さんら約100人の檀信徒が参列。法要後に檀信徒らははお祖師さま・鬼子母神さまの前に座ると、自然と厳かな気持ちになる。住職と一体になって護っていきたい」と話していた。
本住寺は永正13年(1516)大本山本圀寺の直末として観妙院日受上人が開山。加藤清正公の嫡子忠広公と清正公の正室正応院が流刑地の庄内丸岡没した際の仏縁で加藤家ゆかりの寺宝を護持している。
千葉東 中島宣明上人本葬儀
【千葉東】10月30日、香取市実相寺(冨永観瑞代務住職)において、先代住職中島宣明上人の本葬儀が営まれた。副干与である重田観真師導師が導師をつとめ、法縁である張田富田師と風間教信師が出仕し、宗務所役職員が諸役についた。遺弟、遺族、檀信徒、そして法縁・近隣寺院が参列し、ともに回向した。
実相寺は旧常葉檀林として知られ、山門等が市の文化財にもなっている。檀家は少ないがお寺をしっかりと守っており、境内の隅々まで手入れが行き届いている。最後の謝辞の中で冨永住職は「この立派なお寺が廃れることのないよう、檀信徒と共に守っていきたい」と語っていた。