全国の通信記事
2021年5月28日号
千葉南 青年会が清掃活動
【千葉南】5月28日、千葉県南部青年会 熊澤義陽会長をはじめ9名の青年会員にて日蓮聖人降誕の地・小湊の清掃活動を行いました。普段何気なく歩いている道でも、よく目を凝らすと様々なゴミが落ちていることに気付かされます。わずか2時間ほどのゴミ拾いで、ゴミ袋には空き缶やペットボトル、タバコの吸殻、マスクのゴミでいっぱいになりました。ところで、総本山・身延山久遠寺には「ゴミ」の字を「護美」と当てた珍しい看板があります。その看板には一人ひとりの心がけが自然を美しさだけでなく自分の心の美しさを護ることに繋がる、そういった意味が込められているように感じました。この日は5月下旬にもかかわらず30度に届きそうな気温で大変でしたが、それ以上にゴミ拾いを終えると心の塵まで払われる清々しい気持ちになりました。今後も当会では僧侶として今何ができるのか考え、日々精進してまいります。
2021年5月26日号
全国親師法縁中四国ブロック広島大会
【広島】広島県福山市宗門史跡常國寺(濱田壽教住職)に於て、五月二十六日、第六十四回となる全国親師法縁大会が開催された。親師法縁とは、室町時代に活躍された久遠成院日親上人を縁祖と仰ぎ、法縁の寺院は全国に約七百ヶ寺ある。大会当日は、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、他県からの参加を中止し、広島県内の教師・二十名が検温・消毒・マスク着用等の感染防止対策を徹底して法要が奉修された。
『報恩法要』では、全国親師法縁縁頭・京都本山本法寺貫首瀬川日照猊下より、事前に録音された勧請・回向・祈願・挨拶文が流され、縁祖日親上人を始め先師に報恩の誠が捧げられ、併せて新型コロナウイルス収束祈願が成された。また、法要の導師を勤めた常國寺住職濱田壽教師によって、全国より寄せられた多くの塔婆供養の読み上げが成された。来年の大会は、山梨県身延山岸之坊で開催される予定である。
2021年5月23日号
兵庫西 相生市立正寺で矢澤信彦師入寺式
【兵庫西】令和3年5月23日(日)、相生市立正寺において、第2世吉澤宣栄師より第3世矢澤信彦師への法燈継承式が執り行われた。本年は例年にない早い梅雨入りであったが当日は雲一つ無い晴天に恵まれ、前住職の長年の法労に報い、新住職の新たな門出を祝うために大勢の寺院檀信徒が参列された。吉澤宣栄前住職は、「立正寺に入寺してから65年間、本堂の屋根替えや庫裡の新築・参道を整備し寺観を一新することができました。これまで共に尽くしてくれた総代、檀信徒に対してお礼を申し上げると共に、今後も新住職と共に立正寺をもり立てていただくようお願い申し上げます。」と謝辞を述べられた。吉澤前住職から法華経一部経・過去帳・払子を継承された矢澤信彦新住職は「宣栄上人が長きにわたり培ってこられた檀信徒との温かい関係性をこれからも受け継いでいきたい。お題目を・法華経を伝えるために精一杯働くと共に、檀信徒と共に異体同心の心で立正寺をお守りし、笑いの絶えない・足の絶えないお寺にしていきたい」と誓われた。