2021年5月29日
北海道南 山本光明上人本葬儀
【北海道南】今年1月23日に御遷化された函館八海山龍王寺住職 第九世 観明院日祥上人(山本光明上人世寿六十八)の本葬儀が5月29日に京都大本山妙顯寺貫首 及川日周猊下に大導師をお引き受けいただき。貫首猊下との副導師には函館常住寺住職鈴木曦寛僧正・函館實行寺住職望月伸泰僧正・網走大盛寺住職秋永智淳僧正・福島町妙蓮寺院首岡観要僧正、式衆には近隣有縁の各上人にお勤めいただき行われた。
及川貫首猊下とのご縁は山本上人が学生時代に随身されていた成子常圓寺でお会いされてからの長いお付き合いがあり、また現住職の山本光学上人も常圓寺に務めていたご縁も有り快くお引き受けいただき大導師をお勤め戴いた。
諷経には札幌日登寺住職佐藤光則僧正、日蓮宗宗会議員旭川妙法寺住職釈英義僧正、全国布教師連合会北海道理事厚岸町法華寺住職森脇智亮僧正、北海道南部四会会長有縁の上人に御来席を賜り新型コロナウィルス感染予防に配慮し十分な喚起、マスクの着用の上でおこなわれ、近隣寺院各上人にはご配慮をいただき、檀信徒には本堂正面の外にてお焼香していただく形をとり行われた。
山本上人は青森県の出身で昭和四十七年に千葉県本長寺川端瑞法上人に就いて得度され
成子常圓寺に随身し立正大学仏教学部宗学科を卒業され、昭和五十一年に旧茅部郡南茅部町川汲(現函館市)八海山龍王寺の第九世住職に承認された。
山本上人のご活躍は管区・教区に留まることなく多くの行事・役職に御尽力されてきた。
常任布教師・第一期信行道場訓育主任・布教院副院長や後輩の育成の為に講習会などにも快く講師として立たれ積み重ねてこられた布教師としてのスキルを柔らかな笑顔と優しさの溢れ出る口調で惜しみなく話され広げられてきた。そして令和元年に全国布教師連合会会長に就任され務められている最中に御遷化された。
管区・教区に留まることなく多くの行事・役職に御尽力されてきた。
さらに宗門内や御自坊が多忙にも関わらず宗門外において地元地域へ貢献され発展・祭典行事への参加・歴史文化の保持など数多くのことに御尽力され住民の方々とのご縁を結ばれ手を取り合って歩まれてこられた。
また保護司・人権擁護委員も長きにわたり務められ更生保護では法務大臣賞。人権擁護では法務大臣賞・藍綬褒章・瑞宝単光賞を受賞されている。
現住職の山本光学上人も師父が歩まれて来た道、残されたもの、そして檀信徒の方々と共に築かれてきた龍王寺を大切にしていきたいと話されていた。