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2023年8月28日
静岡中 教師大会「防災を考える」
【静岡中】日蓮宗静岡県中部宗務所(塚本智秀所長)は8月28日、「防災を考える」をテーマに、静岡市中島屋グランドホテルのホールで教師大会を実施した。
講義の第一部では、中條日有猊下により、本山海長寺蔵の『日海記』の内容が紹介され、明応7年の大地震により発生した津波の被害や当時の様子を解説し、それを受けた第二部では損保ジャパン静岡支店のスタッフにより、具体的な自然災害への予防策として保険の重要性や実例を踏まえた保険運用について講義が行われた。
塚本所長は挨拶で譬喩品第三の「甚だ怖畏(ふい)すべし」の経文を引用し、「災害が過ぎ去ったことを「よかった」で済ますのではなく、畏(かしこ)まって怖れ、次に備えることこそが重要だ」と述べた。
県内では、令和4年台風15号の浸水被害や熱海山の土砂災害により防災への関心の高まりがあり、参加教師は熱心に聴講し多数の質問も飛び交った。