全国の通信記事
2015年1月28日号
長野・教師研修会
【長野】長野県宗務所(加藤要瑞所長)主催の教師研修会が1月28日、松本市・ホテルモンターニュで開催され、管内教師30名が参加した。研修は公益財団法人笹川平和財団中東イスラム基金事業室副室長・慶應義塾大学講師、松長昭先生を研修会の講師にお迎えし「わたしたちの知らないイスラム世界」と題した講演が行われた。講演では松長先生に普段中々知る事の出来ないイスラム教の教義や、全世界におけるイスラム教の展開、現在世界を震撼させているイスラム過激派組織「IS=Islamic State」、他宗教・仏教との相違点等について分かりやすく懇切丁寧にご説明をいただいた。 我々は常日頃内向きになりがちだが、海外布教は大きな課題であり、こうして世界の宗教を知り学ぶことは全世界の多くの人々に法華経・お題目の教えを広める為、そして立正安国・仏国土顕現・一天四海皆帰妙法という祖願に向けても大きな一助であると参加した教師一同再認識をすることとなり、大変有意義な研修会となった。
2015年1月27日号
豊能立正身延会研修会と総会
【大阪豊能】
身延山檀信徒研修道場修了者で組織されている豊能立正身延会(元古利昭会長)では、一月二十七日能勢町善福寺(森皓賢住職)において研修会並びに総会を開催し、管内教師十三名出仕のもとに会員二十八名が参加した。
午前十時開式、法味言上のあと森慶典宗務所長が挨拶。続いて森皓賢師による、東日本大震災のボランティア活動に基づいた法話を聴聞した。師は、「高さ10メートルの防潮堤で慰霊行脚し、そこから見た被災地の寂寞とした光景を、私は一生忘れないだろう。」と述べ、「迷える衆生を引導することが我々の務めであるが、それは自分が死んだ時も同じ。例えば大規模災害に遭い、不幸にも自分や自分の周りの多くの命が奪われてしまったとするなら、その人達を迷わずに連れて行けるのは、法華経を学んだ日蓮大聖人の弟子・檀越である私達である。数々のご修行を積んでこられた善男子善女人である皆さんが、災害時に生き残れば人のために尽くされるだろう。そして、不幸にして死んでしまったとしても、人のために尽くせるのがここにお集まりの皆さんである。」「身延会の会員の皆さんは、信仰心を以て日々生活されている。亡くなった後も影響を発揮し続ける人、皆の心に生き続ける人であろうと思う。生きとし生けるものには仏種が存在すると、お釈迦様が仰っておられる通り、皆さんの真摯なお姿が、周囲の人達の仏の種を芽吹かせると確信している。」と説かれた。
その後は、豊能日青会(高橋大光会長)による唱題行を行い、続いて総会、親睦会へと移り、更なる寺檀の和融を願って本年度の身延会総会を閉会した。
京都本法寺で舞妓さん研修参拝
【京都一】京都市上京区、本山 本法寺(瀬川日照貫首)において1月27日、京都の五花街(祇園甲部、祇園東、宮川町、先斗町、上七軒)の芸舞妓90名の参拝があった。これは京都伝統伎芸振興財団の主催で、他府県出身者の多い芸舞妓に京都の社寺の歴史や文化財、宝物に触れてもらい、京都の伝統文化をより深く学ぶという研修である。まずは、現在非公開文化財特別公開(京の冬の旅)で賑わう涅槃会館を訪れ、長谷川等伯筆の仏涅槃図を拝観。縦10㍍横6㍍の大きさに感動の声をあげ、その由来の説明を受け、次に本阿弥光悦によって造られたとされる「巴の庭」を拝観した。その後書院にて、瀬川貫首より法話を拝聴した。貫首の上野 徳大寺(摩利支天山)での修行時代の苦労話から始まり、人の情け、施しの精神そして本当の心の美しさ、尊さは何であるか等のお話をしていただき更なる精進を誓い1日の研修を終えた。