全国の通信記事
2024年4月23日号
栃木 青年会講習会
【栃木】令和6年4月23日、大田原市正法寺(中井本秀住職)で講習会が行われた。
講習会には現代宗教研究所に所属されている正法寺修徒の中井本蓉師に「現代宗教研究所での活動」、「ナラティブ」について講話した。活動では現宗研とはどのような方が所属されているのか、どのような形で研究・発表され運営がなされているかを話した。ナラティブについては自身が書かれた『現代における仏教的ナラティブの現状と展望』という論文から説明し、宗教離れという問題に対し、そうなった原因をナラティブという概念を用いて、仏教側からのアプローチを考察された。「ナラティブ」とは語るということに重点が置かれた「物語」であり、似た言葉である「ストーリー」のような結末が決まったものでなく、語る者によって結末が変わる「開放的な語り」である。「ナラティブ」を用いて仏教の現状を見てみると、かつては地域または組織の中に共通認識のような土台があることにより、理解され、通用してきた。しかし今は「僧侶(仏教)の共通認識」と「世間の共通認識」にズレが原因としてあるのではないか。このズレを縮めるために客観的な情報としての知識をただ伝えるのではなく、聞き手を参加させるような語り方が求められる。聞き手自身も物語の登場人物のように語り、時代に合った仏教的ナラティブが必要なのではないかと語られた。
2024年3月27日号
栃木 教師研修会
【栃木】宗務所は3月27日、宇都宮市妙金寺(野澤智秀住職)で教師研修会を開催し、管内僧侶12人が参加した。日立市蓮光寺住職、岡田祥導師を講師に迎え、「天台教学から見た法華経」と題して講演を行った。宗教は哲学として頭の中に留まるのではなく、実践することによって良い人格へと成長を促すものでなければならない。法華経は生きているもの、霊、粗末にされた神様に至るまで全てを救うことが出来る教えであり、成仏するということは、仏様のモノの見方、受け取り方、考え方が出来る事、仏様の心の運び方が出来るという事である。そして自分一人ではなく、“みんなと共に・みんなの為に・自分のままで”の大乗の心を持って教えを実践していかねばならないと説明した。天台教学は語句が難しく、内容の理解は容易ではない。岡田師の分かりやすい説明のもと、日蓮聖人も学ばれた天台学に触れ、改めてお題目のありがたさを実感することが出来た。
2024年3月5日号
栃木 北関東教区・布教講習会
【栃木】宗務所は3月5日、ホテルニューイタヤで北関東教区・布教講習会を開催し、教区内僧侶60人が参加した。新宿区経王寺住職、互井観章師を講師に迎え、「葬儀再考」と題して講演を行った。僧侶と檀信徒の葬儀を中心に、ひとつひとつの意味合いの確認から葬儀を行う心構えに至るまでを学んでいった。葬儀を行うには⑴コミュニケーションと誠実な対応が出来る事 ⑵相手の宗教観や文化を受け入れる事 ⑶悲しみへの適切なサポート ⑷亡くなった方への感謝と尊厳 ⑸臨機応変な対応力 ⑹プロフェッショナルなスキル ⑺公益性と透明性の七項目が肝要であるとした。現代社会では私たち僧侶は“葬式仏教”と揶揄されている。しかし、法華経を信じお題目をお唱えすることで霊山浄土へ往詣することができ、その安心を葬儀を通して伝えていかねばならない。参加者は日蓮宗の葬儀の意義を再確認した。



















