全国の通信記事
2024年3月27日
栃木 教師研修会
【栃木】宗務所は3月27日、宇都宮市妙金寺(野澤智秀住職)で教師研修会を開催し、管内僧侶12人が参加した。日立市蓮光寺住職、岡田祥導師を講師に迎え、「天台教学から見た法華経」と題して講演を行った。宗教は哲学として頭の中に留まるのではなく、実践することによって良い人格へと成長を促すものでなければならない。法華経は生きているもの、霊、粗末にされた神様に至るまで全てを救うことが出来る教えであり、成仏するということは、仏様のモノの見方、受け取り方、考え方が出来る事、仏様の心の運び方が出来るという事である。そして自分一人ではなく、“みんなと共に・みんなの為に・自分のままで”の大乗の心を持って教えを実践していかねばならないと説明した。天台教学は語句が難しく、内容の理解は容易ではない。岡田師の分かりやすい説明のもと、日蓮聖人も学ばれた天台学に触れ、改めてお題目のありがたさを実感することが出来た。