2024年4月23日
栃木 青年会講習会
【栃木】令和6年4月23日、大田原市正法寺(中井本秀住職)で講習会が行われた。
講習会には現代宗教研究所に所属されている正法寺修徒の中井本蓉師に「現代宗教研究所での活動」、「ナラティブ」について講話した。活動では現宗研とはどのような方が所属されているのか、どのような形で研究・発表され運営がなされているかを話した。ナラティブについては自身が書かれた『現代における仏教的ナラティブの現状と展望』という論文から説明し、宗教離れという問題に対し、そうなった原因をナラティブという概念を用いて、仏教側からのアプローチを考察された。「ナラティブ」とは語るということに重点が置かれた「物語」であり、似た言葉である「ストーリー」のような結末が決まったものでなく、語る者によって結末が変わる「開放的な語り」である。「ナラティブ」を用いて仏教の現状を見てみると、かつては地域または組織の中に共通認識のような土台があることにより、理解され、通用してきた。しかし今は「僧侶(仏教)の共通認識」と「世間の共通認識」にズレが原因としてあるのではないか。このズレを縮めるために客観的な情報としての知識をただ伝えるのではなく、聞き手を参加させるような語り方が求められる。聞き手自身も物語の登場人物のように語り、時代に合った仏教的ナラティブが必要なのではないかと語られた。



















